The 1975のマシュー・ヒーリー、SNSから距離を置くと発言「もうステージ外ではパフォーマンスできない」
The 1975のマシュー・ヒーリー、SNSから距離を置くと発言「もうステージ外ではパフォーマンスできない」

 The 1975のマシュー・ヒーリーが、SNSから距離を置くと再び宣言した。英イブニング・スタンダードによると、彼は現地時間2023年4月10日に豪アデレードで行われたバンドのコンサートで、ステージ外で“パフォーマンス”しなければならないことに疲れ果て、その結果SNSを休止するとファンに語った。

 マティはネットから身を引くという決断について、「何事も時代で決まるから。The 1975はとても“時代な”バンドなんだ。僕がクソ野郎である時代は終わりを告げようとしている。もう十分だ」と述べたという。

 そして彼は、「いつもパフォーマンスをしていて、それが仕事だし、するのは好きなんだけど、もうステージ外ではパフォーマンスできない。普通の野郎でいたい」続けた。報道時点で、彼のインスタグラムとTwitterは停止され、削除されている。

 マティは2020年にも、Black Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター)抗議活動に関連し、故ジョージ・フロイドの死についてツイートしたあとにSNSから身を引いている。当時彼は、「もし本当に“ALL LIVES MATTER”(全ての命が重要)と信じているなら、黒人のを終わらせる手助けをやめるべき」と綴り、The 1975の2018年の楽曲「Love It If We Made It」へのリンクを貼った。この楽曲には、“selling melanin and then suffocate the Black men”など、社会問題に切り込んだ歌詞が含まれている。

 この際、ツイートや楽曲の内容というよりは、話題に乗じて自曲へ誘導したことが不適切だと多くのTwitterユーザーから指摘された彼は、アカウントを削除する前に謝罪した。「ごめん、あのツイートで自分の歌にリンクすることで自分の話題にするつもりはなかった。ただ、あの歌は文字通りこの嫌な状況について歌っていて、僕がTwitterで話すよりも雄弁に語っているんだ」と彼は自身の意図について説明していた。

 また、ここ最近では3月に出演した『The Adam Friedland Show』で番組のホストとともに、ハリー・スタイルズが“クィアベイティング”をしているのに許されていると主張したり、米ラッパーのアイス・スパイスの民族性について推測したり、他国のアクセントを馬鹿にしたことで非難を浴びた。