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5月のスタートとなるあさって(1日)は、各地で大気の状態が不安定になる見込みです。午後は日本海側を中心に局地的に雨雲が発達しやすく、関東でも夕方には急な雷雨の恐れがあります。

あさって(1日) 低気圧が遠ざかっても油断禁物

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今夜~あす30日は低気圧や前線の影響で、各地で雨や風が強まるでしょう。5月のスタートとなるあさって(1日)はこの低気圧や前線が日本の東へと遠ざかりますが、まだ油断はできません。

上空に寒気を伴った気圧の谷が接近するため、大気の状態が不安定になるでしょう。1日午後6時の発雷確率を見ると、北海道~山陰あたりまでやや高めの予想です。特に北陸や関東の内陸の一部で70%以上を示すオレンジのエリアも予想されています。

午後から天気急変の恐れ 山では雪の可能性も

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あさって(1日)は、東北南部や北陸などは昼頃からあちらこちらで雷雲が発達するでしょう。関東も夕方以降は局地的に積乱雲が発生しそうです。急な強い雨や落雷、竜巻などの突風、ひょうに注意が必要です。午前中は晴れていても天気が急変するのがポイントです。

また、東北南部や関東北部、長野、北陸の標高が高い山では、夕方から雪の降る可能性もあります。山のレジャーを予定されている方は、突然の雷雨だけではなく、寒さや雪に対する備えも必要です。状況次第で計画の変更も検討してください。

傘マークのない北海道や東海、近畿、中国地方などでもあさっての午後は急な雨に注意が必要です。

雷の近づくサインや対策は?

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外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。

雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。

単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。