新庄剛志監督からの“減量指令”が話題となった日本ハムの清宮幸太郎
新庄剛志監督からの“減量指令”が話題となった日本ハムの清宮幸太郎
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 プロアスリートは節制や体重管理も仕事のうち。プロ野球でもオフ期間やキャンプ前には「激太り」や「減量成功」などのワードがニュースでしばしばみられるようになる。今オフも日本ハムの清宮幸太郎内野手が新庄剛志新監督から事実上の減量指令を受け、実際に10キロ近く絞ることに成功して話題となった。

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 メジャーリーグでも体重の増減が注目された選手はこれまでに数多くいる。例えば「カンフー・パンダ」の愛称で知られるパブロ・サンドバル内野手だ。

 若い頃からぽっちゃり体型だったが、その割に三塁の守備は意外に軽快で、打撃でも広角に長打を打てる打者だったサンドバルはジャイアンツで人気者となり、14年オフにはレッドソックスと5年総額9500万ドル(約109億5000万円)の大型契約を結んだ。だが16年に肩の手術でわずか3試合の出場に終わるなど30歳前後から故障がちになり、契約から2年半で戦力外となるなど波乱万丈の野球人生となる。

 2020年1月には古巣のジャイアンツにマイナー契約で復帰。その直後から新型コロナウイルスの感染拡大が始まったこの年は開幕が7月まで遅れたが、春季ならぬ夏季キャンプに姿を見せたサンドバルはコロナによる家籠り生活の影響なのか、文字どおり激太りしていたのだ。

 突き出た腹はタプタプで、選手プロフィールの体重約121キロにはとうてい見えないありさま。この頃にはすでに代打が本職になりつつあったとはいえ、これはさすがに打撃にも影響がありまくりだった。案の定、この年のサンドバルはジャイアンツで33試合に出場して打率2割2分、1本塁打、6打点と振るわず9月に解雇。拾ってくれたブレーブスで21年に69試合出場したが、この年も打率1割7分8厘、4本塁打、11打点と低迷し、今季は現時点で所属なしとなっている。

 逆に激やせで心配されたのが、昨季の筒香嘉智選手。メジャー2年目だった昨季はレイズで出場機会を確保できず、5月半ばにドジャースへトレードされたが、この当時の筒香は公称101キロには見えないほどスレンダーに見え、ファンからは心配する声がかなり上がっていた。

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“大幅な減量”で成績が落ちた名投手も