Snow Manの主演映画「おそ松さん」完成披露舞台挨拶で、宮舘涼太からの思いがけない称賛を、正座で聞く向井康二(中央)。左から、ラウール、目黒蓮、向井、阿部亮平、深澤辰哉(以上Snow Man)、後列左から、高橋ひかる、桜田ひより

 ほかにも話題が盛りだくさんの舞台挨拶が終わると、くす玉を割るミニイベントに。岩本照の「せーの!」の合図で、「よいしょー!」とひもを引くキャストたち。桜の花びらとともに降ってきた垂れ幕には、公開を祝う言葉や、ヒットを祈願する言葉が表れるのかと思いきや、大きく「宮舘涼太さん誕生日おめでとう」の文字が。宮舘が前日25日に誕生日を迎えたことを受けたサプライズだ。「なんて書いてある?」と垂れ幕の文字をのぞくメンバーたち。阿部「だてさまー」、岩本「宮舘涼太、誕生日」、全員「おめでとうーー!」とお祝いを告げられた宮舘が目をぱちくりさせながらも、「ありがとうございます」と応える。

 佐久間が「さぷらーいず!だ」とはしゃぎ、向井が「だてさーん! だてさん、真ん中!」と呼び寄せる。くす玉の脇にたたずむその姿に、向井「なんか社長やな」佐久間「おい! 宮舘涼太誕生日会見になってる!」というツッコミが飛ぶ。

「本当にあの、このようなタイミングで本当に恐縮なんですが、無事、29歳になりました。28歳を終え、29になる年に、おそ松さんが公開されたということで」と挨拶をする宮舘。深澤が「飛び級はないからね?」、高橋が小声で「節目でもない」とつっこむなか、
「みなさんとともに歩んでいく、幸せと、笑顔を与えられる男性になれたらと思います」と29歳の抱負を述べた。

 写真撮影も終わり、司会から「締めの一言を」と促された岩本照がマイクを握った。

「本当に何回観ても楽しめる作品になっておりますし、本当に制作陣含め、観てくれるみなさんを含め、たくさん愛が交差する作品だと思っています。笑えるって人間の特権だと思っているので、そんな笑いを大切にして、一日一日少しでもね、ハッピーに過ごしてくれたらなって思います。なので、家族だったりとか、友達を誘ってたくさん見てくれたらなって思っています。本日は、宮舘涼太の誕生日会にありがとうございました!」

 阿部亮平と向井が手を左右に振りながら「ちがーう!」「ちがう!」とツッコむも、真顔のまま「ありがとうございました! 宮舘涼太の誕生日会にありがとうございました!」と続けて頭を下げる岩本に、コロナ下で声は出せないものの、会場は大盛り上がりをみせた。

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