■同じ日に2人がSNSに投稿した内容
一方、対照的なのが元夫の江宏傑だ。江は台湾で「体育会系タレント」としてスター的な存在になっており、台湾の人気番組「全明星運動會(オールスター運動会)」で2年半レギュラーを務め、チームリーダーとして活躍してきた。その間、福原との離婚を経て、2人の子どもを育てるイクメンタレントとしての地位を確立。現在ではバラエティー番組などにも多く登場するようになり、5月には新たに健康サプリメント会社のCMにも起用されるなど、順風満帆なのだ。さらに実業家としての活動も開始。4月には、自身が“人生の夢“と語っていた卓球場の開業を実現させた。また自身がプロデュースする卓球用品ブランド「Onward tt」を立ち上げにも成功している。
「最近、江は台湾メディアの取材で『2人の子どもの責任ある立場として、今後10年は恋愛するつもりはない』と公言しました。シングルファーザーとしての覚悟も口にし、インスタグラムにも2人の子どもとの仲むつまじい姿などが頻繁に投稿されています。そんな江の姿に、中国人の間でも支持が広がっており、微博(ウェイボー=中国版ツイッター)のフォロワー数も今や150万人を超えています。2人が結婚した当初は、2人の年収に30倍以上の格差があったことから、江のことを『軟飯男(ヒモ男)』と呼ぶ声もありました。しかし、不倫騒動後に江は活躍の場を広げ、中国でも徐々に人柄が好感されるようになりました。中国での今後の活動に黄色信号がともる福原ですが、対照的に江は離婚によって飛躍の時を迎えています」(同)
5月14日、福原はウェイボーでシンガポールのユニバーサル・スタジオで遊ぶ様子を報告したが、くしくも同じ日、江は子どもたちに自作の物語を聞かせながら寝かしつける動画をインスタグラムに投稿。2人の対称的な行動に中国・台湾のSNSで物議を醸した。
不倫疑惑や離婚により、2人に対する評価が完全に分かれてしまったようだが、福原の日本での活動に影響はあるのだろうか。芸能評論家の三杉武氏はこう述べる。
「現在30代になった福原さんですが、幼少期から“天才卓球少女”や“泣き虫愛ちゃん”として卓球に打ち込む姿を知っている日本人は、五輪のメダリストに成長した彼女を自分たちの娘や孫、妹のように応援し、成長を喜んできました。元妻の告白など、週刊誌による新たな報道も続いており、福原さんにとっては再び厳しい逆風となっています。一連の疑惑で生じたネガティブなイメージはしばらく尾を引きそうです」
中国、台湾のみならず、今後は日本での活動も、福原にとって厳しいものになるかもしれない。(山重慶子)