今、私は実家を出て、グループホームで暮らしています。自分で探して入居し、ここから仕事に通っています。猫を飼うことはできず寂しいけれど、猫の動画を見たり、猫のいる美術館に行ったり、この秋は二つの猫島に足を伸ばす予定です。
机の上には、ミーちゃんや歴代の猫の写真コーナーがあり、朝、仕事に行く時は「いってきます」、帰ってきたら「ただいま」。食事の時、ミーちゃんの好きだったものを少しお供えします。お正月などはちょっとだけぜいたくに、お寿司の上のお刺身をお裾分け。
ミーちゃんは今も私にとって大切な存在で、伝えたいことはいっぱいあります。
8年間、慰めてくれたり、癒やしてくれたりして、いつも一緒にいてくれてありがとう。いたらない飼い主でしたけど、ミーちゃんとの日々は決して忘れることはありません。私はがんばって生きています。空の向こうで見守っていてください。
(水野マルコ)
【猫と飼い主さん募集】
「猫をたずねて三千里」は猫好きの読者とともに作り上げる連載です。編集部と一緒にあなたの飼い猫のストーリーを紡ぎませんか? 2匹の猫のお母さんでもある、ペット取材歴25年の水野マルコ記者が飼い主さんから話を聞いて、飼い主さんの目線で、猫との出会いから今までの物語をつづります。虹の橋を渡った子のお話も大歓迎です。ぜひ、あなたと猫の物語を教えてください。記事中、飼い主さんの名前は仮名でもOKです。飼い猫の簡単な紹介、お住まいの地域(都道府県)とともにこちらにご連絡ください。nekosanzenri@asahi.com