3人揃ってのライブの光景
3人揃ってのライブの光景

なつぴ 私の場合は多少あったかもしれません。高校時代まで得意なことといえば勉強しかありませんでした。スポーツだったり友達作りだったり、ほかはまったく不得手でしたね。「勉強以外、自分には何もない」と思いつめ、がむしゃらに勉強して東大合格を掴みました。

あずき 同じく、高校時代まで得意なことが勉強ぐらいしかありませんでした。第一志望は京大でしたが、センターの点数が思ったよりも取れず、二次試験で名大に志望先を変えました。学歴にこだわりがあったというよりも、上を目指して勉強しているのが楽しくてここまで来た感じです。

──アイドルになりたいという願望が芽生えたのはいつ頃ですか。

なつぴ 小さな頃からずっとありました。東大に合格したことで自分に自信ができて、大学に入ってからはAKBやSKEのオーディションも受けていたんですが、落選続きで。アイドル業だけで生活していける自信もなかったので、就職活動を始めることに迷いはなかったです。

あずき 大学時代のサークル活動です。大学に入学してみたら周りが皆多才で、「私も何かやらなければ」と焦りを感じて入ったのがアイドルのコピーダンスサークルでした。活動に打ち込む一方、コピーが中心だったので、いつかはオリジナルに挑戦したいと思っていました。

えもり もともとアイドルになりたいという願望はさほどなく、大学時代は植物の培養や実験に熱中していました。メイドカフェでバイトをしていたことがきっかけで、その後、地下アイドルとして活動を始め、自分の個性をどうしたら活かせるか模索するようになりました。

 大学時代には面識がなかったが、同じ高学歴女子としてTwitter上でお互いをフォローし合っていたなつぴさんとえもりさん。大学卒業後、地元に戻っていたなつぴさんに、えもりさんが「私と一緒に『学歴の暴力』という名前のアイドルをやりませんか』」とDM(ダイレクトメッセージ)を送り、21年6月にユニットを結成した。ライブの告知を行うのは主にTwitter。曲の歌詞は2人で考え、Twitterを介して知り合った作曲家がメロディを提供するなど、SNSの力をフルに活かして活動を行っている。

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一番大きい苦労は恋愛面