ちなみに、「異業種からの転職」は問答無用で難しいと思われがちですが、僕は違う意見です。実は企業側から「甘く見てもらえる」メリットも大いにあると思います。
僕の場合、1回目の転職は同業種で「松田電機(自動車部品会社)→スバル(自動車メーカー)」、2回目の転職は異業種で「スバル(自動車メーカー)→PwC(コンサルティング・ファーム)」でした。
今振り返ると、1回目の転職のほうが「厳しい目で見られているな」と感じました。同じ業界であるがゆえに、相手もこちらの仕事を熟知している。そのうえ自動車業界はピラミッド構造なので、下から上へ行く心理的なハードルもありました。一方で2回目の転職は「違う業界の人」という免罪符のおかげで、他の人との差別化が不要でした。製造業のことを書く、話すだけで、アドバンテージになっていると感じました。