インタビューでは終始、楽しそうに語っていた(撮影/加藤夏子)
インタビューでは終始、楽しそうに語っていた(撮影/加藤夏子)

――これまでにバンド活動はしてきたのでしょうか。

 中高一貫の女子校に通っていて、高校から軽音楽部に所属しました。仲の良い友人たちに呼び掛けて、4人でガールズバンドを結成。何の曲を演奏するか話し合った時に、私はエアロスミスがやりたいって言ったんですけど、ボーカルの子に「いや、歌えない」と言われ……そうですよねと(笑)。4人とも好きだった東京事変さんやYUIさん、aikoさんなどのコピーバンドをしていました。

 ハードロックができないもどかしさはあったのですが、大学時代にそれを発散させることができました。大学では軽音楽部に入ったのですが、部員が100人以上いるような大きい部活だったので、嗜好(しこう)の近い人とバンドが組めた。共学だったので、マキシマム ザ ホルモンのコピーもしましたね。

 大学生の時はホルモンのライブに友達と行って、モッシュをしたり、走り回ったりして楽しんでいました。ライブだけでなくカラオケでも、頭を前後に振りながら歌っています(笑)。
 ちなみに、今私が着ているのは、「耳齧る 真打ツアー」のTシャツです。知らない方が見るとおどろおどろしい感じですが、すごく気に入っていて、部屋でよく着ています。

――ホルモンには、どんな魅力を感じていますか。

 ギターリフがとにかくかっこよくて、英語っぽく聴こえるような歌詞も好きです。一番好きな曲が「鬱くしき人々のうた」。歌詞の中に「0.5生懸命」という言葉が出てきて、マキシマムザ亮君が込めた歌詞の意味を考えるとぐっときます。一生懸命やることは大切ですが、一生懸命にとらわれるあまりつらい思いをしている人に寄り添って、「0.5生懸命」という表現をしていて。天才だなーと感動しましたし、私もその歌詞に救われました。

――仕事などで、上の世代とハードロックの話をして打ち解けたという経験はありますか。

 けっこうあります。同年代ではあまりいないのですが、TBS局内でも40~50代ぐらいの方がエアロスミスやガンズが好きっておっしゃっている方が多いので、よくライブの話などをしますね。また、アナウンス部では大先輩ですが、初田啓介アナが洋楽をお好きなので、エアロスミスやジョー・ペリーの話などをします。初田さんはドラムもたたかれるんですよ。

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アナウンス部でのバンド結成は夢