■蓮舫(立憲民主党・非改選)
「同じ元グラビアアイドルながら、塩村と並ぶと、年季の違いがくっきり。女性候補者がみんなマネしたがる蓮舫ファッションで、土井たか子先生につながる妖気と迫力も見える」
「かつて女性議員といえば、原色+肩パッドの威嚇ファッションが主流だった」と振り返るのは、ファッションデザイナーのドン小西氏。だが、小泉政権あたりから、スニーカーにTシャツといった庶民派ファッション候補が登場するようになったと、小西氏は見ている。
そして令和。新元号初の国政選挙に出馬した女性候補のファッションに驚いたという。
「みなさん、庶民派安物ファッションが板につきまくっている。政治家もトガった個性より、すぐ隣にいる庶民派が受けるってことだろう。個性をアピールしようなんて候補者はいない。まあ、どう見ても将来、国を動かすようには見えない人ばかりですけどね」
選挙はいよいよ終盤。まだ個性を発揮するチャンスは残されているが……。(文・福光恵/鮎川哲也、鈴木裕也[本誌])
※週刊朝日 2019年7月26日号