ペットはもはや大事な家族。読者とペットの愛おしい日常のひとコマをお届けします。今回の主役は、猫のリンちゃんです。
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うちには5ニャンの猫がいる。愛護センターから来た2ニャンと外から迷いこんで来た子が3ニャン。あわせて5ニャン。
今日は最後に来た茶白のリン(4歳、雄)の話を……。
ある日、「さっき猫が鳴いていた」と仕事から帰ってきた主人が言った。
「気になるけど、うちは4ニャンが限界」と私。
そう答えたのには訳がある。実は4ニャン目を迎えた日、この辺りでは珍しく大雪予報が出ていた。あまりの寒さに見かねて家に入れ、反対する家族に「里親を探すから」と言ったのだ。
でもいざとなると、里親がいい人かどうかわからない。もしもそのおうちでこの子が不幸になったら、と考えてしまい、結局、里親探しすらできなかったからだ。
実際にお世話をしていて、これ以上は無理かもと感じていた。だが次の日、まさかのことが起こった。主人が見かけたその猫が、朝からうちの前の道路で鳴いていたのだ。さすがに目の前で鳴いていたら放っておくことはできない。
迷いつつご飯をあげていったん帰したものの、私は結局その日の夕方、自転車で家の近辺をグルグルと捜しまわった。
すると、ひょっこりその子が。そしてしばらくすると餌やりさんが来た。
聞くと、「とても人懐っこいけれど、どうやら引っ越しで捨てられたらしい。このまま連れ帰ってほしい」とのこと。
病院に連れていくと推定3歳と言われた。3歳まで育てた子を引っ越しで置いていくなんて、と怒りに震えた。
こうして病気の検査が終わるまでの2カ月の隔離期間を終えて、うちの子に。今では5ニャン仲良く暮らしている。多分幸せに??
(福岡市西区/45歳/保育士)
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