#RUNSEOKJIN_EP.TOURでのJIN(P)&(C)BIGHIT MUSIC
#RUNSEOKJIN_EP.TOURでのJIN(P)&(C)BIGHIT MUSIC
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 BTSのJINの初のファンコンサートツアー「#RUNSEOKJIN_EP.TOUR」の日本公演が、7月13日、京セラドーム大阪でファイナルを迎えた。JINは珠玉の楽曲を届けつつ、コンサートのコンセプトに従い、多くの挑戦を敢行した。

【写真】カウボーイハットをかぶって「Rope It」を披露するJIN

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 このツアーは、JINがARMY(BTSファンの呼称)からの愛に応えるためにどんなことでも挑戦する、という意気込みで始めたオリジナルコンテンツ「Run Jin」のスピンオフ企画でもある。コンサート中、JINは何度も「挑戦」または韓国語で挑戦を意味する「トジョン」という言葉を口にした。

 JINの本名である「キム・ソクジン」コールが響き渡る中、1stソロアルバム「HAPPY」の冒頭を飾るリード曲「Running Wild」からスタート。きらびやかな紙テープが舞い、JINが「Hey、大阪! Are you ready?」と叫ぶと大歓声が上がった。サビで一気に高揚感が高まり、JINは飛び跳ねながら美しいファルセットを聞かせた。

歌うJIN。#RUNSEOKJIN_EP.TOURで(P)&(C)BIGHIT MUSIC
歌うJIN。#RUNSEOKJIN_EP.TOURで(P)&(C)BIGHIT MUSIC

 間髪入れずに「HAPPY」の曲順と同様、「I'll Be There」をパフォーム。もちろん、「Oh oh oh」のパートではARMYとのコール&レスポンスが巻き起こった。JINはここにいるARMY、ひいてはオンラインで本コンサートを見ている世界中のARMYに思いを届けるように「I’ll be there for you」と歌いながら、何度も指さしをした。「一緒に歌ってください!」と言って、両手を広げてステージ上をぐるぐると旋回。場内はさらにひとつになった。

 2ndソロアルバム「ECHO」収録のRADWIMPS・野田洋次郎プロデュース曲「With the Clouds」では、マイクスタンドを傾けて歌ったかと思えば、ハンドマイク姿で熱唱、全身を使って音楽を届けた。

 ONE OK ROCKのTakaをフィーチャーした「Falling (feat. Taka)」はステージ上を歩き回り、お立ち台にも乗るなどして、ARMYとの距離を縮めた。ステージからは勢いよく炎とCO2が上がり、負けじとJINはジャンプ。熱気を高めていった。

#RUNSEOKJIN_EP.TOURでのひとコマ (P)&(C)BIGHIT MUSIC
#RUNSEOKJIN_EP.TOURでのひとコマ (P)&(C)BIGHIT MUSIC

 再び「キム・ソクジン」コールが響く。JINはたっぷりと間をためてから投げキッス。「BTSのJINです。ARMYの皆さんとご一緒する挑戦が始まりました! 今日は今までの挑戦の中でもドキドキワクワクしてます。僕だけじゃなくてARMYの皆さんもやるんですよ? 覚悟してますか⁉」と、大きな歓声を求めた。

 ARMYが何のジェスチャーをしているかをJINが当てる「テレパシーゲーム 伝われARMY」は見事2問とも成功。「ARMYのおかげで正解しました。ARMYが天才ですか? 僕が天才ですか?」とおどけた後、2問とも正解ということで、2番のブレザーの制服に着替えるため、JINは一旦ステージを去った。決められた90秒でしっかり戻ってきて、「OK! みんなLet’s go!」と気合を入れ直し、趣味である釣りがテーマの「Super Tuna」を元気よく歌った。

 ARMYを喜ばせるために2カ月間練習したというピアノの弾き語りで届けられた「I will come to you」と「Abyss」。「君」=ARMYへの深い愛を美しい歌とピアノに昇華したJINに大きな拍手が送られた。JINはうれしそうな笑みを浮かべ「新しい挑戦をしてみましたがどうでしたか?」と問いかけた。

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