アイドルユニットPiKiが作る「優しい世界」　失敗もダメなところも肯定「全部がKAWAIIなんだ」

一番嬉しかった出来事

松本：ぱるたんの根がネガティブだっていうことは仲良くなってから知りました。そうは見えなかったから。

桜庭：嬉しい。

松本：あと、無理に「ポジティブになろう！」みたいな感じじゃないよね。

桜庭：うん。ポジティブに見せようとしてるわけじゃない。

松本：そういうところが最初からポジティブに見えてたよ。だからもうできてると思う。

桜庭：良かった！

──アイドルになって一番嬉しかった出来事は何かと尋ねると、二人とも「たくさんあり過ぎて決められない」と頭を抱えた。

松本：最初のライブは100人くらいのキャパシティーだったんですが、メンバーと「無理って言われるだろうけど、私たちは絶対に武道館でライブができると思う」って言っていたら、結成2周年のタイミングで叶えられました。一番嬉しかった思い出のひとつです。

桜庭：アイドルになる前に自分の名前が書かれたボードを見つけた時は本当に嬉しかったですし、アイドルになってからも自分のメンバーカラーのピンクのペンライトを見た時はすごく嬉しい。安心しますし、ファンの方に助けられているなって思います。

（構成／ライター・小松香里）

※AERA　2025年7月14日号より抜粋

［AERA最新号はこちら］