
販売担当者は言う。
「待望の声は特に、子どものときに漫画やアニメで乱太郎を楽しんだ大人の女性たちからも多い。昨年末からの映画もあって、人気が再燃しているようです。もちろんそれは、原作のすばらしさがあるから。ぜひこの機会にもう一度『落第忍者乱太郎』の面白さに触れていただきたいです」
前出のファンの女性が語る魅力はこうだ。
「たくさんいる登場人物のひとりひとりにしっかりとした設定があり、実家の家業や得意な武器など、それぞれの個性が際立っている。『1年は組』のようなクラス分けだけでなく、委員会で縦のつながりがあったり、明るい作風の中にもシビアな過去を背負ったキャラクターがいたりするなど、物語の奥行きがあり、大人も子どもも楽しめる作品だと思います」
7月22日には、昨年末の映画の原作に加え、本編では語られなかった“謎”の部分を書き下ろした『完全版 小説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師』も発売される。ファンにはたまらない発売が続々と続く。
子どもの心も大人の心も鷲摑みにする“乱太郎人気”はまだまだ盛り上がりを見せそうだ。
(AERA編集部・木村恵子)
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