
ENHYPENは、昨年7月にリリースしたフルアルバム「ROMANCE:UNTOLD」活動の際、初めてコンセプトシネマを制作。11分と短いながらも映画さながらのストーリーテリングと7人の演技力が話題となり、アルバムのヒットに一役買った。2作目となる今作は、演出をドキュメンタリー映画で評価を受けるパク・ミンス監督が担当。「欲望」をテーマとし、ホラー映画「悪魔と夜ふかし」をモチーフに、ENHYPENのメンバー扮する人間世界に生きるヴァンパイア(吸血鬼)の「欲望」と人間たちの多様な群像を描いた。
劇中、7人は「欲望」と理性の間で葛藤する姿、孤独を抱える姿を立体的、かつ繊細に演技。何より7人の危うい美しさが目を引く作品に仕上がった。
イベントではコンセプトシネマの鑑賞前に、メンバーたちが事前にファンから寄せられたシネマに関連する質問に答えたり、ファンたちにシネマの内容に関する○×クイズを出したりして、より物語の世界に集中できる構成に。

グラス傾ける角度にも
質問コーナーでは、メンバーたちが「物語の中で飲んでいた“血”はクランベリーやザクロのような味がした」「ワインを飲むシーンではグラスを傾ける角度にこだわった」など撮影秘話を公開した。Q&Aコーナーでは、「もしも本当にヴァンパイアだったら、一番バレやすいのは?」という質問も飛び出した。するとメンバーは満場一致でSUNOOを選択。「逆にアピールするタイプだと思う」(HEESEUNG、ヒスン)、「Weverse ライブで自分から話してしまいそう」(JAY、ジェイ)と話し、会場を沸かせた。
(ライター・酒井美絵子)
※AERA 2025年6月23日号より抜粋
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