現在放送中のドラマ「あなたを奪ったその日から」で娘を失い、失意のどん底に落とされる母親を演じる俳優の北川景子
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 放送中の連続ドラマ「あなたを奪ったその日から」(関西テレビ制作、フジテレビ系)での熱演ぶりが話題の北川景子(38)。Xでの“連投”に「こんなに熱い人だったの!?」と驚きの声が上がっている。

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 同作は連続ドラマ「アルジャーノンに花束を」(TBS系)などの脚本を担当した池田奈津子氏が脚本を手掛けるオリジナル作品で、食品事故で娘を失った母親が、不起訴となった惣菜店の社長に復讐を果たそうとするサスペンスフルな親子愛の物語。北川は保育園で働く調理師・中越紘海を演じており、初回では3歳を迎えたばかりの一人娘を亡くし、失意のどん底に陥る母親を見事に演じていた。

 ネット上では「北川景子、ママになってから良い演技するなあ」「演技がリアルすぎて、涙が止まらなかった」などと賛辞が相次いでいるが、ドラマライターの北村有氏は印象を次のように語る。

「本作で北川さんは、本来、人の中にあるはずの『熱い部分』と『冷酷な部分』を巧みに切り分けるような表現を惜しみなく見せています。北川さんといえば、女優としての地位はすでに確立されていて、これまで多くの話題作にも出演されていますが、結婚や出産など人生のステージが変化したことによって、仕事へ向き合う意識も違うフェーズに入ったように見受けられます。

 北川さんが演じる紘海は、幼い娘を“事故”で亡くし、その復讐心から同じ年頃の子どもを誘拐してしまうという役柄。ご自身も2人の小さなお子さんを育てる身ですから、演じる過程で心境が重なり合う瞬間があるのではないでしょうか。その率直な心の共振ともいえる反応が、そのまま紘海の決心や戸惑い、狼狽などにつながっていると感じます」

「熱すぎる宣伝ポスト」が話題

 そんな演技力だけでなく、北川が自身のXに連投する“熱すぎる宣伝ポスト”も話題となっている。北川は初回放送の直前、「子どもがいるからこういう作品は辛いかも、と思う方も居ると思います。私には4歳の娘と1歳の息子がいます。脚本を読み内容を理解した上でお引き受けました。いかに子どもがかけがえのない存在か、愛情を持って向き合い、守ることの重要さを痛感しました」(原文ママ、以下同)と投稿。

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