
俳優の原田龍二さん(54)はドラマ、映画、舞台、バラエティー番組、YouTubeと幅広いジャンルで活躍している。物腰が柔らかく、周囲に愛される生き方の原点は何だろうか。インタビュー【後編】では、共演して衝撃を受けた俳優、人生観が変わった海外での出来事、SNSとの向き合い方などについて語ってくれた。
――「水戸黄門」や「相棒」など名作のドラマに出演されている原田さんですが、特に印象に残っている俳優はいますか。
たくさんいらっしゃいますよ。初めて出演した映画「河童」でご一緒させていただいた藤竜也さんは独特のオーラがあり、見ているだけで「この人はどういう人生を歩んできたんだろう」と惹かれました。里見浩太朗さんは時代劇、水谷豊さんは現代劇の主役を長年やられていたので、重圧を乗り越えた方だけが持つ圧倒的な存在感がありました。お2人にいろいろな思い出話を聞かせてもらいましたし、遠い雲の上の方なんですけど、自分のような若輩者と同じ立ち位置に降りてくださる。偉ぶらず親しみやすくて、懐が深い。人間的に尊敬しています。
待ち伏せしました(笑)
――同世代で衝撃を受けた俳優の中ではいかがですか。
山本太郎ですね。私が21歳の時に「キライじゃないぜ」というドラマに初出演したんですが、その時に出会って衝撃を受けました。年齢は彼が4つ下なんですけど、当時はまだ17年しか生きていないのに堂々としていて自我が確立されている。話せば話すほど面白くて、ドラマでは敵対する役でしたが現場でずっと一緒にいました。その十数年後に時代劇で共演したんですけど、その時も芯の強さが変わっていない。最後に会ったのは2年前ですね。渋谷で妻と買い物をしている時に、れいわ新選組の街頭演説があると聞いて、待ち伏せしました(笑)。彼の性格を考えると、政治家はいきつくべくしてたどりついた場所なんじゃないかなと思います。