元の声優に戻すようにネットで呼びかけ
「アイアンマンやキャプテン・アメリカなど人気のマーベルヒーローたちが勢ぞろいするファンにはたまらない作品でしたが、ヒーロー本人は続投なのに吹き替えキャストはほぼ総入れ替えとなり、米倉涼子のほか、竹中直人や宮迫博之といった有名人に変更されました。当然、ファンは猛反発。ネット上では元の声優に戻すよう求める呼びかけが行われるほどでした」(前出の映画ライター)
1983年に日本テレビで放映された「スター・ウォーズ エピソード4」では、ルーク役を渡辺徹、ハン・ソロ役を松崎しげるが務めた。しかし、渡辺のルークは「チンピラっぽい」、松崎のハン・ソロは「強そうに見えない」と酷評され、わずか2年後の再放送ではプロの声優陣に交代し、現在ではこのバージョンは黒歴史となっている。
話題性を狙ったキャスティングは一時的な宣伝効果を生むのだろうが、作品の価値を損なうリスクも大きい。その意味では、日本テレビ版「BTTF」が声優の宮野を起用したのは大正解だったと言えそうだ。
(泉康一)
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