はじめまして。AERA with Kids編集部で学生アルバイトをしている夏目花です!  今日は、月2回ほど子どもたちの遊びのサポートなどのインターンをしている「練馬区立こどもの森」(東京都)についてご紹介したいと思います。

MENU 自然の中で自由に遊ぶプレーパークって? 子どもたちがキラキラして見えるとき  「冒険遊び場(プレーパーク)」には頼れる「プレーリーダー」がいる

自然の中で自由に遊ぶプレーパークって?

「練馬区立こどもの森」は氷川台駅から徒歩10分ほどにある緑あふれる地域にひらかれた公園です。学校がある平日の放課後も土日も毎日、次々と子どもたちが集まります。

「こどもの森」は、「冒険遊び場」と呼ばれる施設のひとつです。「冒険遊び場」に用意されているのはバケツやスコップ、ノコギリなどさまざまな道具類と、ガラクタだけ。あとは水や木の枝、土など自然のもの。それらを使って、子どもたちは自由な発想で、どんどん新たな遊びを見つけていきます。

「冒険遊び場」は、1940年代のデンマークで「子どもたちは遊び方が決まっている遊具がある公園よりも、廃材置き場などの何もないように見える場所でのほうが楽しく遊んでいる」という気づきがきっかけで誕生した「プレーパーク」が始まり。1970年代に日本で始まった際に「冒険遊び場」とも呼ばれるようになりました。

木の板やビールケース、タイヤなどのガラクタを使って秘密基地づくり(提供:練馬区立こどもの森)

子どもたちがキラキラして見えるとき

「こどもの森」では、幼児から中学生までが次々とやってきて、泥だんごをつくったり、地面に穴をほってそこに布をかけて秘密基地を作ったり、畑作業をしたり、鬼ごっこをしたり、チョークで地面に絵をかいたり、木に登ったり、冬には焚火をしたりと、自由気ままに遊んでいる姿が見られます。

 夏、水びたしや泥だらけになって走り回っている時は、太陽の光が子どもたちを照らし、反射して実際に文字通りキラキラ。「秘密基地つくろー!」と誘ってくれて、快適な秘密基地をあり合わせの道具でつくり、その中でしりとりを満足げにやっている姿や、自分で「子どもの森」の中にある畑で野菜を育て、 畑に何を植えたのか、それはいつが食べごろなのかを話す姿も、とてもかわいらしくて、「こどもの森」では子どもたち一人ひとりがキラキラ輝いて見えます。

子どもたちが畑で野菜を育てます。間引きした小さくて辛い大根を食べたのも良い思い出(提供:練馬区立こどもの森)
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