「巳年」のパワーが得られる最強神社

 2025年の「巳年」にちなんで、「蛇」のパワーを感じられる神社をいくつかご紹介しましょう。巳年のうちに参拝に上がることができれば、それだけでも運がいいと言えるでしょう。

  • 虻田神社(北海道虻田郡洞爺湖町)

 虻田の地の開田・漁場の開始を神に感謝し、繫栄を祈念して創建された稲荷神社。

 冬、気候の条件が揃ったときに、朱色の鳥居の柱に曲がりくねった雪の紋様ができ、「雪でできた蛇」が現れる、とされています。

 これは「雪紐(ゆきひも)」と呼ばれる自然現象で、鳥居の柱に吹き付けられた雪が、時間とともに垂れ下がり、くねくねと曲がった白蛇のようになるもの。

 特別な条件下でしか見られない現象だけに、遭遇したら、神様からの絶大なるご加護を約束された証(あかし)かも⁉

  • 金蛇水神社(宮城県岩沼市)
 その昔、山から平野へと水が流れ出る地に水神様を祀ったのがはじまり。そこへ蛇の形をした金属が納められ、現在の社名へ。

 巳年の2025年に注目したいのは、境内の授与所で頒布されているクレジットカード型の「金属カード守」。巳年になると限定のブラックカードが登場します。通常、お守りは1年で返納するため、有効期限が翌年と書かれていますが、巳年限定のブラックカードのお守りの有効期限は、次の巳年! つまり12年間、持っていていいのです。

金属カード守(左が表面、右が裏面)2025年の巳年には12年に1度のブラックカードが登場する。写真:佐々木優太

 12年に1度しか頒布されない貴重なお守りを、ぜひこの機会に受けてみてください。

 そして隣接する土産処にも、斬新な白蛇の縁起物が並び、参拝者の運気アップへの気持ちを後押ししてくれます。カフェで工夫を凝らしたメニューを味わいながらのひと休みも。

  • 蛇窪神社(東京都品川区)

 蛇が多く住んでいた「蛇窪村」という地名に由来。この地に宿る龍神様に雨乞いの願いをかけたところ、雨が降り、多くの人が飢饉から救われたことに感謝して神社を建立。

 龍神様を祀った蛇窪龍神社のほか、社殿脇の泉に住んでいた白蛇様を祀った白蛇弁財天社、稲荷神社など、たくさんの御神徳が受けられます。

 蛇窪弁財天様の銭回し・銭洗いでは、「白蛇種銭」を石うすに載せ思いを込めて3周回し、その「白蛇種銭」と自身の種銭を一緒にざるに入れて洗い清めます。どちらも持ち帰り、大切に保管します。次の参拝で「白蛇種銭」を持参し納めると、次の人に感謝をつなぐことができます。つなげばつなぐほどお役目を果たしたことになるので、ぜひお礼参りに上がりましょう。

 以上、巳年に神様のお力が高まっている東日本の神社、3選をお届けしました。

 神社とは、一方的にご利益をもらいに行くところではなく、むしろこちらから神様をふるわせに上がるところです。我々が参拝することで神様は力を強め、御神威をふるわすことにつながっていきます。

 神様をふるわせ、我々の気持ちも奮い立たせていきましょう。

【後編(西日本編3選)は、こちら

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