『with open』リリース記念スペシャルコラボレーションライブより
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『with open』リリース記念スペシャルコラボレーションライブより
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『with open』リリース記念スペシャルコラボレーションライブより
『with open』リリース記念スペシャルコラボレーションライブより
サウンド・クリエイター、fu_mouさん
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サウンド・クリエイター、fu_mouさん
『with open』fu_mou
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『with open』fu_mou

<「Abyssal Drop」のMVみたいな佐保さんは、アプガのライヴではなかなか見ることができないと思います>

 8月に待望のファーストCD『with open』をリリースしたfu_mou(フモウ)さんのインタビュー、その第2弾をお届けしたい。リミックスやアニソン分野での活動、平野綾、アップアップガールズ(仮)、私立恵比寿中学などにも楽曲を提供するいっぽう、ソロ活動も精力的に展開していることは前回に触れたとおり。8月15日に初台・The DOORSで行なわれたアップアップガールズ(仮)とのステージ『“with open”リリース記念 スペシャルコラボレーションライブ fu_mou × アップアップガールズ(仮)』も壮絶かつ圧巻だった。ぼくがfu_mouさんとアプガの共演を初めて見たのは2012年10月1日、渋谷・2.5Dにおけるステージだった。そのときは気鋭作曲家と新進アイドルのお披露目的な顔合わせ、という感じがしたが、それから約3年の歳月を経た今回は“同じ土俵で戦っている感”満載。「互いの様子をうかがうのではなく、お互いの力をすべて出し合ってぶつりあうことで真の調和が生まれる」という、岡本太郎の発言を連想させた。プログラムはアプガ→fu_mou→コラボの順で続いたが、fu_mouのセットにアプガの佐保明梨(『with open』のジャケットにも登場する黒髪長身の美少女)が飛び入りし、《Abyssal Drop》でリード・ヴォーカルをとったのも忘れられない名場面となった。

 当インタビューでは今回も引き続きスペシャル・ゲスト(特に名を秘す)が登場、MVやジャケットの撮影エピソードも話題に飛び出した。ところでfu_mouさんもアプガも精力的にライヴ活動を行なっている。この記事にピンと来たら、ぜひ怒涛のサウンドをナマで味わっていただけたらと思う。

※文中に登場する振付師・竹中夏海さんのツイートは、ご本人から引用を快諾いただきました。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。

―― 《Abyssal Drop》のMVに登場する佐保さんは、文字通り“主演女優”という感じでした。撮影はどうでしたか?

スペシャル・ゲスト 楽しかったですよ。

―― 走るシーンが多かったですね。

スペシャル・ゲスト 確かにすごく走っていたような……。監督の岩切一空さんからは「過去の自分をやっつけるような感じで」というアドバイスをいただきました。

――  fu_mouさんは、そのときどうしていたんですか?

fu_mou 撮影現場には一応いたんです。僕は橋のところでアーティスト写真の撮影をして、MVの映像を確認して。ジャケットの撮影もその時でした。

スペシャル・ゲスト そうです。

―― ジャケットにはfu_mouさんではなく佐保さんが写っています。おひとりでジャケットに登場して、どんな気分ですか?

スペシャル・ゲスト 「ああ、大きく写っているな」って(笑)。

fu_mou なるほどね、普段は7分の1だから。(※アップアップガールズ(仮)は7人グループ)

―― 空手の型をしたりバットを折ったり、《チョッパー☆チョッパー》の最後でチョップをしているときとは、まったく違う表情の佐保さんがジャケットに写っています。アプガのメンバーの反応は?

スペシャル・ゲスト 古川(小夏)からは「こんな明梨は見せたくなかった」と言われました。

fu_mou どういう意味だろう?(笑)

―― 古川さんは佐保さんのことが大好きだから、この表情をひとりじめしておきたかったのかもしれません。「こういう顔は、私だけに見せてほしかった」という感じなんでしょうか。

fu_mou 竹中(夏海)先生もMVを見て、すごいエモいことをツイッターで書いてくれたんですよ(以下、ツイートを朗読)
「もし自分が男の子で幼なじみが佐保明梨さんだった場合、絶対に恋してただろうし、小さい頃から姉弟みたいに仲良しだった彼女がアイドルとしてどんどん綺麗になって遠くなる姿をぼんやり眺めるのはさぞ心が苦しいんだろうなぁ、という妄想をよくするのですが、それが可視化された恐ろしいMVでした」

―― エモいなあ……。いかがですか、佐保さん。

スペシャル・ゲスト (しばらく考えて)いやー、よくわかりませんけど、嬉しいです。

fu_mou 《Abyssal Drop》の(MVのような表情の)佐保さんは、アプガのライヴではなかなか見ることができないですよね。そこをMVでは押して行きたいと思いました。

―― アルバム『with open』のキャッチフレーズも“暗がりを照らし出す希望のエモーショナル・エレクトロ”ですし、fu_mouさん=エモいというイメージをお持ちの方も多いと思います。その“エモさ”の秘訣はなんですか?

fu_mou なんでしょうね。たぶん、キー自体を若干高めに設定してあるというのもあると思うんですけど、下から上まで広い音域で設定しているというところと、その低いところから上にぐっと上がる音の跳躍が多かったりするので、そういうところかなぁ……。

――  fu_mouさんの曲には、演者とファンが一緒に歌える雰囲気があります。アプガが「このメロディを君と」を歌う時は観客同士も肩を組んで……

fu_mou その曲がライヴで流れたときにファンがどんな感じになるか、景色を想像しながら作曲していますね。
<次回に続く> [次回10/24(月)更新予定]

■fu_mou 1st Album Release Tour 2016「with open」
with DJ WILDPARTY D-YAMA
10月7日(金)  札幌mole 23:00~
10月14日(金) 名古屋X-HALL 23:00~
10月30日(日) 浜松G-SIDE 13:00~
11月6日(日) 大阪ジラフ TBA
11月19日(土) 群馬LEVEL5 23:00~
11月26日(土) 秋葉原MOGRA 23:00~
http://hifumi-inc.co.jp/fu_mou_with_open/

■アップアップガールズ(仮)
☆日本武道館前の全曲フルサイズ単独ライブ!!
アップアップガールズ(仮)Road to 武道館 LIVE!LIVE!LIVE!
10月5日(水) 初台The DOORS  19:00~
10月20日(木) 仙台enn 2nd
10月25日(火) 初台The DOORS
10月26日(水) 大阪 VARON
10月27日(木) 名古屋 E.L.L
※詳細は後日発表

☆アップアップガールズ(仮)
日本武道館大決戦(仮称)
11月8日(火曜) 18:00~
http://www.upupgirlskakkokari.com/