さらに、同10日から12日にかけては「今日からちょいと大変だ」「もう21時間起きてるぜ」「ねむいねむいねむいねむい…」「この2日間で41~2時間は起きていた。まだまだ働けるものだ」などと睡眠を削って働いていることを明かし、同21日には「無事に一つの作品を終えることが出来ました(中略)自分の力のなさ、、、良き様に捉えていいならまだまだ成長して良いと言われた様な気がした作品でした」と再び反省の弁を投稿していた。前出の編集者が言う。
「デビュー以来、『天才肌』と言われ、感情の見えにくいスマートな立ち居振る舞いなどから時に『サイコパス』と評されることもあった二宮さんですが、独立後は人間味のあるSNS投稿が増えている印象。頑張り続けられる原動力は、やはり妻や2人の娘さんといったご家族の存在なのかもしれませんが、ファンからは『最近のニノ、働きすぎでは? 体調が心配』などと不安視する声も目立ちます」
“頑張りすぎ”といえば、DHCが24年12月にYouTubeで公開した二宮とフェンシング日本代表の江村美咲の対談動画が話題だ。
“120%のパフォーマンスを出すにはどうするか?”という話題の中で、二宮は「『これ以上叫ぶと喉から血が出ちゃう』とか、そういう場面の時、僕は必ず血を出します」と断言。
ほかにも「『これ以上やったら、いっちゃうかも肋骨』とかっていう時は、まあいっか“いって”って(思う)」と話し、あえて限度を超えることで成長するための余白が生まれ、質を高めることにつながるとの持論を展開していた。
もともと経営者向きの資質も
芸能界で現在の地位を得てもなお高みを目指し続ける二宮について、芸能ジャーナリストの平田昇二氏は次のように語る。
「二宮さんは独立後もマルチな活躍が目立ちと、いわゆる“辞めジャニ”の中でも勝ち組といってもいいのではないでしょうか。独立以前から多彩な才能に富み、プロ意識の高さでも知られていましたが、個人事務所を設立してプレーヤーだけでなく経営者にもなったことで、ますますその手腕が発揮されていますよね。もともと自己プロデュース能力にも長けていただけに経営者向きの資質もあったのでしょう。そのアグレッシブな活動の背景にはご家族の存在もあるのではないでしょうか。結婚発表から間もない時期にはトップアイドルとして活躍していたこともあり、女性を中心にしたファン離れも一部で危惧されましたが、現在の活躍ぶりを見るとそうした声も杞憂に終わった印象です」
“朝ドラ初出演”となる25年度前期のNHK連続テレビ小説「あんぱん」では、松嶋菜々子と夫婦役を演じる二宮。主演にこだわらないスタイルで、新たな魅力を発揮してくれそうだ。
(小林保子)