神田うのさんの自宅で(撮影・上田泰世)

――このときはどんな心境でしたか

 私はずっと神田家の娘として神田家に所属している感覚だったんです。だから、籍を入れたことでその絆をブチっと切られちゃった感じがして。当初は「西村うの」になったことに違和感を覚えたというか、「弟たちはずっと神田家なのになんで私だけ西村うのになるの?」みたいな(笑)。

――それが今年で結婚生活17年です。今年の夏に行ったヨーロッパ旅行で、西村さんから多くのサプライズがあったことをSNSに投稿されていました

 彼の愛情表現は変わっています(笑)。旅行中はどうしても娘と私の女子同士で固まっちゃうことが多いから、それでサプライズ作戦を決行したみたいです。私たちはお互いに意見を言い合うのでけんかもするのですが、結局は仲直りするので、よく知る周囲の人たちは「あの2人は心配するだけ損だから」って何も言ってこないですね。それでも誕生日やクリスマスとかの特別な日には「今でも結婚してくれていてありがとう」って言ってくれますよ。

互いの家に行っても泊まらない

 もともと私たちは別居婚で、週の半分だけ一緒にいるスタイルです。数年くらいはべったりしている時期もありましたが、ここ2年くらいはまた別々の家に住んでいます。お互いの家には行くんですが、泊まらないっていう。でも、既婚者の友人には別居婚をよくうらやましがられるんです。お互いの距離感のためにもそれが一番いいって。1人の時間があることで、その分会ったときは楽しくいられるから私たち夫婦はこの生活が合っています。

――娘さんは今年13歳ですが、教育面で力を入れていることはありますか

 英語と日本語の教育に力を入れています。日本語は私の父が力を入れて教えてくれているのですが、ある日、教材の本として『窓ぎわのトットちゃん』の続編を娘に選んできてくれたんです。娘は「楽しい」ってすごく喜んでいて。そしたら今年、『徹子の部屋』(テレビ朝日系列)のゲストとして12回目の出演をすることになってもうびっくり。著者の黒柳徹子さんには、娘が『窓ぎわのトットちゃん』が大好きなことをお伝えしました。勉強も何事もそうですが、“楽しんでやる”のが一番だと思います。

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