土岐あいさん(右)、土岐総一郎さん(撮影/写真映像部・東川哲也)
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 AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2024年12月16日号では、エニシャの土岐あいさんとTOKIプロモーションの土岐総一郎さん夫婦について取り上げました。

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夫35歳、妻42歳で結婚。長女(10)、次女(7)と4人暮らし。

【出会いは?】投資コミュニティーのワイン会で。

【結婚までの道のりは?】付き合う人とは結婚したいとの妻の言葉に、夫が結婚を決意。自身の誕生日パーティーで共通の友人たちが見守る中、指輪を渡してプロポーズした。

【家事や家計の分担は?】平日のランチ作りは夫、休日の家事は主に妻。近くに住む妻の両親と家事代行にも頼る。家計はお互いに定額を出し合っている。

妻 土岐あい[44]エニシャ 代表取締役

とき・あい◆1979年、千葉県生まれ。武蔵大学在学中からITベンチャーでウェブサイト制作やプロデュースを担う。2003年に独立し、経営者・起業家プロデュース、ウェブ制作、PR、在宅ワークスクールなどを行う

シングルマザーとして2人の娘を育てながら、自らの会社を経営し、両親の生活もサポートしてきた私は、いつもひとりでたくさんのプレッシャーと闘っていました。彼と夫婦になって、いつもそばで支えてくれる人ができたことでなんだかとても安心し、気持ちが楽になりました。

 彼も私も自分のビジネスを持っていて、協業できる部分も多かったのも幸いでした。リソースを共有することが多くなり、今は半分ぐらいの事業で夫の力を借りています。

 彼のアドバイスを参考に新しい展開にチャレンジするうちに、ビジネスの規模がどんどん大きくなり、気が付いたら売り上げのケタが変わっていました。それまでもビジネスをゼロから育ててきた自負はあったし、従業員だって養えているのだからこれで十分と思っていたけれど、視野を広げて戦略を描き実行していくことでこんなにもスケールできることに驚きました。彼が私の可能性を広げてくれたおかげで、見える世界も大きく変わったと実感しています。

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とてつもない安心感がある