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気象庁は今日14日、この先の1か月予報を発表。12月半ばにかけて、全国的に高温傾向が続く予想に。特に、11月下旬にかけては気温が平年より高く、季節の進みはゆっくり。来週は一時的に寒気の影響を受けるが、これまでと同様に、雪や寒さなど寒気の影響は長続きしない見込み。

数値予報モデルによる予測結果

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今日14日、気象庁はこの先の1か月予報を発表しました。
1か月平均の海面気圧(左図)は、オホーツク海の低気圧周辺は平年に比べて気圧が高く、濃い赤色となっています。
また、大陸では高気圧が予想されるものの、平年との偏差は小さいことから、冬によくある西高東低の気圧配置は、現れても一時的で弱く、日本付近は寒気の影響を受けにくいでしょう。

また、本州以南では平年に比べ気圧が低く、太平洋側を中心に低気圧や湿った空気の影響を受けやすい時期がある見込みです。
上空約1500mの気温(右図)は、全国的に平年より高く、寒気の影響を受けにくいでしょう。

12月前半も高温に 沖縄・奄美で降水量多く 季節外れの大雨注意

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この先1か月の気温は、全国的に平年よりも高い見込みです。
特に、11月中は気温が平年よりも高くなる所が多いでしょう。12月が接近しているとは思えない、暖かい日が多くなりそうです。

ただ、一時的に寒気が南下し、急に気温が下がる日もあるでしょう。来週初めは、この時期としては強い寒気が流れ込むため、全国的に気温が急降下し、広い範囲で師走の寒さとなりそうです。寒さは長続きしない見込みですが、油断せずに冬支度は進めておいてください。

降水量は、沖縄・奄美で平年より多いでしょう。その他は、平年並みの所が多く、東日本の日本海側で平年並みか少ない見込みです。
沖縄・奄美は来週初めにかけて、台風25号や熱帯低気圧など熱帯じょう乱の影響を受ける見込みで、季節外れのまとまった雨になる日もありそうです。その後も、低気圧や暖かく湿った空気の影響を受けやすいでしょう。雨が予想される日には、降り方などに十分注意して、早めに雨対策を行ってください。

太平洋側はそろそろ乾燥した冬晴れの日が増える頃ですが、今年はいつもと違って初冬らしくない天気の日が多くなりそうです。
日照時間は、西日本から北日本にかけての太平洋側で、平年並みか少ない見込みで、いつもより曇りや雨の日が多いでしょう。気温も高めで推移するため、雨の降る日は雨量が多くなることも考えられます。

12月に入ると、太平洋側は徐々に晴れの日が増えるでしょう。急に空気が乾燥する日も出てきそうです。暖かさで油断しがちですが、インフルエンザや風邪に十分注意をして、予防接種も早めに終えておきましょう。


【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方