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沖縄は台風の影響が長引き、16日(土)頃から台風25号が沖縄に接近するおそれ。週明けは北日本を中心に12月上旬並みの寒気が流れ込み、平地でも雪。晴れる所でも、寒くなりそう。急に季節が進むため、体調管理にご注意を。

台風24号・25号 沖縄に影響

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今日13日(水)も11月中旬としては異例の暖かさとなり、最高気温(午後4時まで)は和歌山県田辺市の栗栖川で25.9℃、高知市で25.7℃と、西日本を中心に夏日になった所がありました。東京都心は3日連続で最高気温が20℃を超えて、季節がひと月近く逆戻りしています。また、海水温も平年より高い状態が続いていて、午後3時現在、台風23号・台風24号・台風25号と3つの台風が同時に発生しています。このうち、沖縄に影響しそうなのは、台風24号と台風25号です。

台風25号は、強い勢力を保ったままフィリピンの東を西よりに進み、15日(金)にバシー海峡へ進む予想です。16日(土)頃から沖縄に接近するおそれがありますが、動きが遅くなり、進路が定まっていません。台風24号は発達しながら西よりに進み、16日(土)にはフィリピンの東で「非常に強い」勢力となる予想です。2つの台風がお互いに影響しあい、進路が複雑になる可能性もあります。

沖縄は台風が近づく前から台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、断続的に雨が降るでしょう。台風の進路によっては16日(土)から17日(日)頃にかけて、先島諸島では大しけとなり、沖縄本島地方では警報級の大雨になるおそれがあります。記録的な大雨に見舞われたばかりですが、最新の情報をこまめに確認して、台風への備えは早めにしてください。

18日頃 北日本を中心に強い寒気

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一方、週明けは北日本を中心とした西高東低の気圧配置に変わり、強い寒気が流れ込むでしょう。前線が通過する17日(日)は、九州から関東だけでなく、北陸や東北、北海道も広く雨が降りそうです。雨だけでなく、風も強まるでしょう。前線が通過した後は、北日本を中心に初冬の空気に入れ替わります。

18日(月)の夜には、上空1500メートル付近でマイナス6℃以下、12月上旬頃の強い寒気が東北付近まで流れ込むでしょう。東北と北海道は日本海側を中心に平地でも雪が降り、北海道では積雪が急増するおそれもあります。関東周辺の標高の高い山では、雪に変わる所もあるでしょう。積雪や凍結による路面状況の変化に注意が必要です。

週明け 初冬の寒さ

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日ごとの気温の変化も大きくなるでしょう。暖かい空気が優勢な17日(日)までは、全国的に気温は平年を上回る予想です。雨でも気温が高く、朝晩も強い冷え込みはなさそうです。18日(月)は次第に冷たい空気が優勢に。前日より気温が大幅に下がる所もあり、強まる北風の影響でグッと寒く感じられるでしょう。

18日(月)から20日(水)にかけては、晴れる所でも気温はあまり上がりません。東京都心の最高気温は19日(火)が13℃と、12月上旬並みの予想です。20日(水)は11℃と、12月中旬並み。冷たい雨が降り、手袋やマフラーが必要になるかもしれません。数日の間に2か月ほど季節が進むため、冬物のコートなどいつでも着られるように準備しておいてください。