音楽を聴きながら仕事ができる環境や空気を創っていきたいならば、次の2つを試してみてはいかがだろう。

上位者が不在のときに音楽を流してみる

 音楽否定派の上位者に、面と向かって音楽の効果を力説しても受け入れてもらえないかもしれない。

 また、皆が忙しくギスギスしているときに「音楽を流しましょう」とは言いにくいだろう。ましてや、突然イヤホンをして音楽を聴き始めたら、協調性のない人、空気を読まない人と思われイヤな顔をされてしまうだろう。

 そこでまずは、下記のようなタイミングで提案して職場で音楽を嗜む文化を育んでみてはどうだろう。

歌のない音楽を流してみる

 職場の音楽を拒む人の中には、歌詞が気になるという人もいる。言葉が情報として頭に入ってくるから思考や作業を邪魔してしまう。

 そこでまずは、歌のないインストゥルメンタル(クラシック音楽など)などから流してみよう。

 最近ではスターバックスコーヒーの店内や、ホテルのフロントや客室で流れている曲を厳選した「BGM集」も発売・公開されている。

「スタバっぽいBGMを流しましょう!」

 などと切り出し、流してみるのもよい。「たまには、こういうのもイイね」と、そこから理解が生まれ、個人で音楽を聴きながら仕事をしても文句を言われない文化を創れるかもしれない。

 なお、筆者はこの原稿をアニメ「ゆるキャン△」のサウンドトラックを聴きながら書いている。

(本稿は、書籍『組織の体質を現場から変える100の方法』の内容を一部抜粋・編集して作成した記事です)

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