鈴木涼美が過去の男らを振り返り思う「良い恋愛」基準とは　既婚者の彼を嫌いになれない女性への助言

　作家・鈴木涼美さんの連載「涼美ネエサンの（特に役に立たない）オンナのお悩み道場」。本日お越しいただいた、悩めるオンナは……。

【写真】Vネックでにっこり　鈴木さんの“教師姿”

Q. 【vol.27】不安や嫉妬で、自信を持って彼と付き合えないワタシ（30代女性／ハンドルネーム「実乃里」）

　両想いの彼のことを考えると、自分がたいして価値のないつまらない人間に思えて情けなくなるのが苦しいです。

　彼は「今まで彼女がいたことがない。自分はフラれてばかりなんだ」と自身の恋愛遍歴を話していましたが、実は既婚者でした。家庭環境に恵まれなかった彼は親兄弟がいないため、天涯孤独を恐れて、恋愛感情のない大学時代の女友達と結婚したそうです。

　私が彼に告白し、彼からも好意を伝えてもらったあとにこの事実を知らされました。結婚相手と離婚してほしいと私がお願いした結果、「体調が悪く金銭面も不安定だからすぐ離婚できないけど、あなたと付き合っていきたいから、離婚をするために生活や健康状態を立て直す」と言ってくれたので、現在も私は彼とのデートを繰り返しています。

　彼と二人で会っているときに楽しく幸せな気持ちになれるうちは関係を続けようと思っていましたが、幸せな気持ちよりも不安や嫉妬が上回ってしまうことが多くなってきました。

　彼は私とセックスしても上手く勃たなくて挿入したことがありません。私は太っておらず胸がない幼児体型なので、性的にも魅力がないのではないかと不安です。彼は、現在同居している結婚相手とはセックスしていないと言うけれど、直近でいつまでしていたのか、本当にしていないのか気になってしまいモヤモヤします。