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今夜(19日)から明日にかけての北海道は、上空に11月下旬並みの強い寒気が流れ込み、峠や山間部を中心に雪の降る所があるでしょう。特に今夜~明日午前中にかけて峠を通行する予定がある方は、積雪や凍結路面となる恐れがあるため、冬タイヤの装備が必要です。また、寒さも厳しくなるため、外出は万全な防寒対策を心がけてください。

明日20日にかけての天気 初雪・初冠雪の便りも届く?

今日(19日)の北海道付近は、午前中は寒冷前線を含む気圧の谷の中となり、広い範囲で雨が強まりました。前線が通過した後、上空1,500m付近にはマイナス6~9℃くらいの強い寒気が流れ込む見込みです。マイナス6℃以下といえば、平地で雪が降る目安、とされているくらいの寒気です。また、この寒気は11月下旬並みですが、11月下旬は平年では道北などで根雪(長期積雪)の初日となるくらいの時期となっています。

今日これからは雨は全般にやみますが、上空の寒気が強まる影響で、日本海側では弱い雨が降ったりやんだりの状態が続きそうです。今夜から明日午前中にかけては、峠や山間部を中心に雨が雪に変わる所もあるでしょう。特に石北峠や三国峠、北見峠など標高の高い峠では積雪状態となる恐れもあり、札幌近郊の中山峠でもうっすらと雪が積もったり、路面が凍結する可能性もあります。峠付近を通行の際は冬タイヤの装備が必要です。
また、手稲山や旭岳では今日の段階でまだ初冠雪が観測されていませんが、明日には山から雪の便りが届くかもしれません。また、旭川や稚内など道北の地域では、初雪となる可能性もあります。

なお、日本海側などの雪や雨は明日昼頃にはおさまり、午後は全道的に日差しに恵まれるでしょう。

明日20日は日中でも一桁!? 寒さにも注意

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明日(20日)の天気は回復傾向ではありますが、上空には寒気が居座る影響で、朝晩の冷え込みは強く、日中も各地で気温が上がりにくくなりそうです。
特に最高気温は全般に10度前後までしか上がらず、旭川は8℃など、日中でも一桁にとどまる所があるでしょう。今日よりも大幅に気温が低くなり、冷たい北風の吹く影響もあって、日差しが戻っても厳しい寒さとなりそうです。まだ今年は冬物のコートを着ていない方も多いと思いますが、明日はマフラーや手袋など、冬の装備で外出してもちょうどいいくらいかもしれません。
気温変化の大きい北海道ですが、体調など崩さないように注意してお過ごしください。