2019年AKB卒業コンサート終了後の指原莉乃
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 10日放送の「トークィーンズ」(フジテレビ・毎週木曜午後10時)は、赤西仁とウエンツ瑛士をゲストに迎え、1時間半のハワイロケスSP。番組では“赤西やんちゃ伝説”を徹底検証する。そんな番組に出演するバラエティー最強女子軍団である“トークィーンズ”のひとり、指原莉乃の過去の人気記事を振り返る(「AERA dot.」2023年12月17日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)。

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 31歳の誕生日に「卵子凍結」をしたと告白した指原莉乃。指原といえば、AKB48グループを卒業するまでは「選抜総選挙」で4度も頂点に立った絶対女王。2019年にグループ卒業後、失速する元メンバーも多い中、指原はMC業やアイドルプロデュースなど、単なるバラドルの枠を超えて幅広く活躍し続けてきた“成功者”だ。

「本人は第7回総選挙で3連覇したときのスピーチで自身を『グループの中でもかなり特殊な存在』と認めています。どうしたら前田敦子や大島優子になれるのか考えたが、なれないので開き直ったことから、『私は指原莉乃をやり通そうと決めました』と語ったことが印象的でした。スキャンダルを理由にAKBからHKTに左遷されたものの、そこから驚異の復活劇をみせたタフさもあります。『逆転力』というビジネス本を出版したように、ピンチのときもいい意味で開き直って、チャンスに変えてきた。人気を取る秘訣について、自身のYouTubeチャンネルで『自分で自分を好きになれないと、好きになってもらえるわけない。いかに自分の長所を理解しているかが大事』と語っています。大人数のAKBグループでトップを取り、卒業後も生き残っている背景には、そうした強い信念があるのでしょう」(スポーツ紙の芸能担当記者)

 指原が躍進する一方で、AKB48全盛期の“神セブン”の中で芸能界の第一線で生き残っているのは前田、大島、高橋みなみくらいだろうか。その他はママタレや経営者へと転向、もしくは引退するなど一線から退いている。だが、最大の成功者といえる指原でさえ、今秋にはレギュラー番組2本が終了。人気にかげりが見え始めているようにもみえる。

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雛里美和

雛里美和

ライター。新宿・十二社生まれの氷河期世代。語学系出版社から邦ロックシーンを牽引するライブエージェント(イベンター)を経て、独立。教育からエンタメまで幅広い分野で活動する。

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