朝日奈央(あさひ・なお)/1994年、埼玉県生まれ。2007年、ファッション誌「ラブベリー」でモデルデビュー。08年から15年まで、アイドルグループ・アイドリング!!!のメンバーとして活動。バラエティー番組やドラマ、舞台などで活躍中(撮影/植田真紗美)
朝日奈央(あさひ・なお)/1994年、埼玉県生まれ。2007年、ファッション誌「ラブベリー」でモデルデビュー。08年から15年まで、アイドルグループ・アイドリング!!!のメンバーとして活動。バラエティー番組やドラマ、舞台などで活躍中(撮影/植田真紗美)
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 4日放送の「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS・金曜午後8時55分)は、「競争社会を生き抜いてきたアイドルに学ぶSP」と題し、昭和、平成、令和の歴代アイドルが集結する。渡辺美奈代、山瀬まみ、保田圭、矢口真里、藤本美貴、柏木由紀、松井珠理奈、朝日奈央、中村海人(Travis Japan)、松田元太(Travis Japan)が出演。ゲストのひとり朝日奈央の過去の人気記事を振り返る(「AERA dot.」2022年4月18日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)。

【YouTuberに学ぶ話し方と見せ方はこちら】

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 アイドルグループ・アイドリング!!!を卒業して7年。バラエティー番組などで活躍中の朝日奈央さんが意識する「話し方」とは。苦手意識を克服できた、「話し方を変える」マイ3カ条を聞いた。AERA 2022年4月11月号より。

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──2021年のテレビ出演回数は365回(1月1日から11月30日まで。エム・データ調べ)とバラエティー番組などで活躍中だ。だが、アイドルグループ「アイドリング!!!」に加入した当初は、話すことが大の苦手だったという。

 超マイナスからのスタートでした。今でも忘れられないのは、メンバーとの初顔合わせの日のこと。マネジャーさんやいろんな大人が大勢いる前で自己紹介しなきゃいけなかったんですが、噛み噛みで何を言っているのか自分でもよくわからなかった(笑)。

 トークに対する苦手意識は卒業までの8年間ずっと持っていて、(共演していた)番組MCの升野英知さん(バカリズム)やメンバーにいつも助けてもらっていました。面白く話せた時は、みんな笑い転げてくれるんです。みんなの反応を見ながら自分なりに試行錯誤する日々でした。

■「毒舌」になってみた

──その後、21歳でグループを卒業し、いちタレントとして様々なバラエティー番組に出演するように。そこで感じたのは、さみしさだった。

 急に仲間を失ったというか……。メンバーは私のことをちゃんとわかったうえでイジってくれていたけど、自分一人の現場ではそうはいかない。関係性ができていない状態では、普通のことをしゃべってもダメだし、だからといって変に目立つことをやるとスベってしまう。

 どうしようかと悩んで、毒舌を言うようにしてみました。当時、バラエティーで活躍する女性タレントさん=毒舌がうまいという印象があって。だから自分もそうならなきゃいけないっていう固定観念にとらわれていたんでしょうね。

 でも、自分の中でだいぶ無理をしていたんだと思います。その頃、久しぶりに番組で共演した升野さんから「最近、口悪くなった? 無理してない?」と指摘されて。ハッとしました。見抜かれていたんだなって。

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