角田夏実(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

テレビで見せた“否定しないトーク”

 なお、彼女のようにアスリートが急速にタレント化した際、ファンが増えると同時に「調子に乗ってる」などと批判され、アンチが生まれるパターンも往々にしてある。しかし、角田の場合は好意的な声が圧倒的だ。前出の編集者はこう分析する。

「角田選手の場合、柔道の実力に加えて謙虚な人柄も好感度が高い理由でしょう。テレビ出演時には、たとえばお笑い芸人から雑にイジられた際でも、ただ否定したり笑ってごまかしたりするのではなく、瞬時に肯定的な言葉で返す場面がよく見られます。そんな“否定しないトーク”ができることからも、角田選手の頭の良さと対人スキルの高さがうかがえます」

 こうした角田の人間性は、8月27日にゲスト出演したバラエティー番組「ぽかぽか」(フジテレビ系)の生放送でも際立っていた。

 同番組には、レギュラー出演者がゲストの意外な素顔を“勝手に”予想していくコーナーがある。その中で、声優の花澤香菜は、角田がともえ投げを仕掛ける際の足さばきが「すごい」ことから、「コシのあるうどん」が作れるのではないかと発言。これに対し、角田は「作ったことはないんですけど、やってみたいです」とコメント。

 また、ブラックマヨネーズの小杉竜一は、角田が美容家・IKKOを見るたびに「背負投~」ならぬ「ともえ投げ~」と言ってくれることを期待し、「次は来るか!?」と身構えてしまうのではないかと予想。

 この小杉のボケに爆笑した角田は、意外にも「確かに言ってほしいですね。今度はともえ投げに変えてもらいたいかな。3回に1回くらい(入れてほしい)」とノリノリだった。

暮らしとモノ班 for promotion
「昭和レトロ」に続いて熱視線!「平成レトロ」ってなに?「昭和レトロ」との違いは?
次のページ
人柄の良さが伝わってくる