雅子さまに誕生日のお祝いを伝えるため、御所に向かう秋篠宮家の次女佳子さま。堂々たるロイヤルスマイルを見せる=2023年12月9日、東京・半蔵門、読者の阿部満幹さん提供
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 公務でもプライベートでも、多くの人の視線を集める皇族方。華やかなファッションや着こなしも注目されている。そんな皇族方の「あのとき」を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2023年12月17日に掲載した記事の再配信です。年齢や肩書などは当時のもの)。

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 多額の税金を使った宮邸の改修問題などで、世間の関心を集める秋篠宮家。ネット上では次女の佳子さまにも、批判的な言葉が投げかけられてきた。しかし、それでもロイヤルスマイルを絶やさず、美しい所作を崩すことがない姿に、佳子さまを見る目が変わってきている気配もある。英国室に詳しいジャーナリストは、佳子さまの姿を英王室のキャサリン妃に重ねて見ている。
 

佳子さまぁ」 

 沿道からの歓声に、佳子さまはわずかに顔をかたむけ、ほほ笑みを返した。

 皇后雅子さまが60歳の誕生日を迎えた12月9日、佳子さまはお祝いのあいさつのために御所に向かった。沿道の人に手を振る所作は美しく、ロイヤルスマイルも堂に入ったものだった。

「きれいだね」

 集まった人々はため息に近い声を漏らし、うなずきあっていた。沿道にいた女性は周囲から上がった歓声の多さに、ネットでの佳子さまへの批判を目にしていただけに、意外な印象を受けたという。

 11日に東京都内で開かれた「第6回みどりの『わ』交流のつどい」でも、手先まで神経が行き届いた立ち居振る舞い、背筋の伸びた姿勢と、佳子さまの所作は美しく洗練されたものだった。

 少子高齢化が顕著な皇室での公務の主な担い手として、若い世代である佳子さまは各地の式典や催しに頻繁に出席するようになっている。その積み重ねた経験の成果なのだろうか。
 

佳子さまの堂々たるロイヤルスマイル

 佳子さまの品のよい立ち居振る舞いは、海外でも評価された。

 11月に訪問した南米ペルーでは、現地メディアが佳子さまを「ほほ笑みのプリンセス」と絶賛。英王室キャサリン妃と重ね合わせて伝えたものもあった。
 

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佳子さまとキャサリン妃に重なるもの