メイン画像
この記事の写真をすべて見る

今日6日(火)は九州から東北にかけての広い範囲で雨雲や雷雲が発達するでしょう。すでに山沿いなど一部で雨雲がわいています。午後は平野部も含めたあちらこちらで激しい雨に。局地的には道路があっという間に冠水するほど非常に激しい雨の降るおそれがあります。屋外での活動は天気の急変に要注意。

午前中は山沿いなど一部で雨雲が発生 都心はどんより

画像A

今日6日(火)、九州から東北にかけては暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定になっています。

正午までにアメダスで激しい雨は観測されていないものの、すでに山沿いなど一部で雨雲がわいており、局地的に雨脚が強まっているとみられます。

東京都心は時折、薄日が差しているものの、どんよりとした今にも雨が降りだしそうな空です。

午後は平野部も含めたあちらこちらで激しい雨 滝のような雨も

画像B

午後は平野部も含めたあちらこちらで雨雲や雷雲が発達するでしょう。急にどしゃ降りの雨となったり、バケツをひっくり返したように激しい雨が降ったりする所もありそうです。局地的には道路があっという間に冠水するほど非常に激しい雨の降るおそれがあります。

低い土地の浸水や河川の増水、氾濫、土砂災害などに警戒が必要です。また、落雷による停電や、竜巻などの激しい突風による被害にもご注意ください。

屋外では晴れていても空模様の変化に気を配り、ゴロゴロと雷の音が聞こえたり、急に冷たい風が吹いてきたりしたら、早めに頑丈な建物の中へ移動しましょう。

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら

画像C

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。

① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。
② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。

冠水道路は危険 車での走行は避けて

画像D

大雨により冠水した道路は危険です。冠水した道路の水位は見た目には判断できません。まだ、たいしたことはないと思っても、危険な深さになっている場合があります。

浸水による車への影響は、車の形や設計により異なりますが、一般的にタイヤの高さの半分を超える深さの水の中を走行すると、エンジンや電気系統に異常が生じ、走行不能となるおそれがあります。タイヤが完全に水没すると、車体が浮いて移動が困難になります。さらに、水深がドアの下にかかると、車外の水圧により内側からドアを開けることが困難となり、ドアの高さの半分を超えると、内側からほぼ開けられなくなります。水深がもっと深くなったり、流れが速くなったりすると、車ごと流される場合もあります。

車を運転中に大雨に遭遇した場合は、できるだけ低い場所を避けて運転してください。特にアンダーパス(立体交差で、鉄道や道路の下を通る掘り下げ式の地下道)は危険ですので、近づかないようにしましょう。万が一、冠水した道路で車が動かなくなった場合には早めに脱出することが重要です。