日本では芸能界に限らず、ものごとに対して「こうあるべき」という思い込みが根強い。順調に経済が成長してく時代なら先人の知恵をなぞる意味でそれも良かったのだろうが、社会が予想もしない方向に変化する現代では正攻法で努力しているだけでは、新しい正解にたどり着くことは困難だ。こんな時代だからこそ「マイナーなことをメジャーでやる」は、心に染みる。また、沢田さんはその後に「ダメだったらすぐやめる」とも言っている。ジュリーの表現者としての姿勢は、変化の激しい時代を歩む、みなさんの人生に活きる面もあるのではないだろうか。
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