なお、楽天証券では楽天カードとは別に電子マネーの「楽天キャッシュ」でもつみたて可能。こちらの月額上限は5万円のまま据え置きだ。楽天カードから楽天キャッシュへチャージすることで、0.5%のポイントがもらえる。

 続いてマネックス証券。月額上限が5万円だった頃、マネックスカードの投信クレカつみたてポイント付与率は1.1%で、主要ネット証券では最もお得だった。

 今回、マネックス証券はつみたて金額ごとのポイント付与率に変更。5万円までは従来通りの1.1%で大盤振る舞い継続。5万円超7万円以下の部分は0.6%、7万円超10万円以下は0.2%。

 マネックス証券で毎月10万円をつみたてると、実質的なポイント付与率は0.73%になる。

auカブコムは一律1%

 最もお得だと歓迎されたのはauカブコム証券。ポイントの付与率を変更せず、年会費無料のau PAY カードでつみたてると、上限の10万円まで丸々1%がつく。

 SBI証券は条件も含めた見直しを発表した。他社は楽天証券なら楽天カード、マネックス証券ならマネックスカードというふうに1種類だが、SBI証券は7種類から選べる。

 一番人気は、「三井住友カード(NL)」(NL=ナンバーレス)だ。今回の見直しで、三井住友カードのポイント付与率が「買い物など、投信クレカつみたて以外の普段のカード利用額」に応じて変わる方式になった。

 年会費無料の三井住友カード(NL)の場合、買い物などで年10万円以上を使っていれば、投信クレカつみたては月10万円まで一律0.5%。買い物などの利用が年10万円未満なら、投信クレカつみたてのポイントは「なし」。

 年会費5500円の三井住友カード ゴールド(NL)も年間の買い物などでのカード利用が10万円未満ならポイント付与なし。

 10万円以上なら、投信クレカつみたては一律0.75%。買い物利用100万円以上なら一律1%。

100万円修行

 なお、ゴールドの年会費5500円は初年度に投信クレカつみたて以外で100万円以上の利用実績があれば、翌年度以降の年会費が永年無料になる。

 永年無料の条件を達成するために、初年度にがんばって100万円を利用することは「100万円修行」と呼ばれる。

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