自身初となる4大ドームツアー。全10公演、計51万5千人を動員。生バンドの演奏と一体となったパワフルなパフォーマンスを展開(撮影/写真映像部・東川哲也)

いつか5大ドームを

 アンコールは「最後はやっぱり笑って踊ろうぜ」と歌う「Good Luck!」から始まった。田中が「みんな一緒に歌って!」と言って、「この星のHIKARI」では5万5千人の歌声が響いた。次の「WHIP THAT」で終演かと思いきや、高地が「みんなも足りてないけど俺らも足りてないんだわ」と言うと、京本が「5月1日発売の曲をやって出し切ろうぜ!」と宣言し、結成9周年記念日に発売される京本主演ドラマ「お迎え渋谷くん」の主題歌「音色」を初披露した。「ああ このまま 僕ら一緒に歩いて行こう」という歌詞から始まる大切な人や仲間との絆を描いた温かな楽曲で、6人だからこその美しいハーモニーが響いた。まだまだSixTONESは見たことのない色で知らない音色を奏でるのだろう。

 ジェシーの号令のもと、締めの挨拶が行われた後、サプライズでビジョンにツアースタッフ一同からの「また一緒にツアーやろうね! 大好きだぞ!!」という言葉で結ばれるメッセージが映り、6人は感無量の表情を浮かべた。

 田中が「帰りたくないな」と言えば、松村が「俺らが帰らないと次に会う日がやってこない。また会いましょう」と突っ込み、高地が「いつか5大ドームをやれたらいいね」と言えば、森本が「スタジアムに行こうぜ」と続けた。6人はステージから降りて客席に近づき、名残惜しそうに手を振り続けた。(ライター・小松香里)

AERA 2024年5月20日号

※高地優吾さんの「高」正式表記ははしご高

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