■育児雑誌の表紙を飾る存在に

 しかし、元プロサッカー選手の本並健治さんとの結婚後は、キャラが一変。結婚当時、丸山が37歳、本並が56歳だったこともあり、積極的に妊活に関する考えをメディアやSNSで発信し始めたのだ。

「彼女の発する言葉に勇気づけられた人も多く、丸山自身も妊娠中の不安なときに同世代の妊婦さんや先輩ママにたくさん助けてもらったとインタビューで謝意を述べています。今や、子育て界隈でもっとも信頼できるママタレになっており、妊活雑誌の表紙を飾るまでになりました。今後はCMのオファーも増えそうです。結婚相手が同じ元プロサッカー選手で、19歳も年上だという点も好感度の高さにつながっていそう。夫婦で番組出演することも多いのですが、見ていて安心感があります」(テレビ情報誌の編集者)

 現在は0歳5カ月の長女の育児に奮闘する丸山。SNSには夫や家族への感謝の気持ちをつづったり、ノンアルコールビールとチーズで寝かしつけ後のひとり時間を楽しむ様子をアップしたりするなど、飾らないありのままの日常を発信し続けている。「協力してもらってる実母と衝突する」「授乳しながらごはん」など、ママたちの、“あるある”には多くの共感の声が寄せられている。

 芸能評論家の三杉武氏は丸山についてこう語る。

「丸山さんはアスリートを引退後、まさに仕事も子育ても全力投球している印象で、いつも番組を盛り上げてきました。独身時代は自身の恋愛に関する過激なトークや芸人顔負けの体当たりなアクションが目立っていましたが、それも何事にも全力で取り組む彼女のスタイルなのでしょう。共演者やスタッフに大好きな駄菓子と直筆のメッセージを差し入れするというエピソードをよくネタにされていますが、多くの人気芸能人たちから話題にされている時点でその人柄の良さがうかがえます。SNSでの発言やコメントを見ても気取りのなさが伝わってきますし、知名度や好感度に加えて、ママタレントにとって必要な要素である親近感を兼ね備えている点において、今後もさらなる活躍が期待されます」

 サッカー選手の次はママタレとして“トップ”に立つ日も近いかもしれない。

(高梨歩)

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