多忙な日々を送る。「楽しさもつらさも疲れも全部口に出して共有していったことが4人で肩を組んで走り抜けられた理由」だという(写真/蜷川実花)
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“首振りダンス”で国内外に旋風を巻き起こした4人組ダンスボーカルユニット・新しい学校のリーダーズ。知られざる葛藤を語った。AERA 2024年2月19日号より。

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――破竹の勢いで活躍した2023年。しかし、「裏では葛藤していた」と話す。

SUZUKA:結成してから多くの人に知ってもらうまでの7~8年で積み上げてきた私たちらしさを「守りたい」という気持ちと、「どんどん進化していきたい」という気持ちの間で葛藤していました。ひとりで考えこむと何が正解かわからなくなる。メンバーとスタッフとしっかり会話をしながら「今を生きよう」ということと「未来に向かっていこう」ということを確認し続けた1年でした。

MIZYU:4人ともグループに対する向上心が強いので、昔は練習を増やしたり、自ら忙しくしていました。でも昨年はライブが迫っているのにリハーサルの時間が十分に取れなかったり、以前とは違う忙しさになった。小さなことでも4人で話し合って、「すべては私たちの夢を叶えるためにやっている」ということを確認し、お互いを勇気づけていました。

一人で抱え込まないで

KANON:4人でずっと会話をしている中で、楽しさもつらさも疲れも全部口に出して共有していったことが、4人で肩を組んで走り抜けられた理由です。

SUZUKA:誰か一人が抱え込んでしまっているグループもいるかもしれない。でもわしらは一人で抱え込むものではないと気づけたからこそ、武道館のステージでファンのみんなに「一人で抱え込まないで」と伝えられた。「葛藤してよかった!」と思いました。ファンのみんなとは「青春は楽しい」ということも共有しています。“青春党”の議員としてこの輪をどんどん社会に広げていきたいです!

RIN:学校を飛び越えて社会のリーダーになってるね(笑)。

――2024年初ライブとなった初の日本武道館公演「青春襲来」。SUZUKAが「迷ったっていい! 一人で答えを出さずに、私たちは4人で答えを出した!」と叫んだ後、4人は抱き合った。

RIN:武道館の前にも4人でたくさん話をする機会がありました。そこで「4人で答えを出していこうね」と改めて話して、「足並みを揃えていこう」という気持ちで指4本を合わせた写真を撮りました。その後、SUZUKAがステージであの発言をしたので思いが溢れてきてしまい、4人でハグしました。武道館は360度客席が見渡せるステージ。ハグしている4人を1万2千人のお客さんがハグしてくれているような気持ちになって嬉しかった。

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