来年は息子も小学校入学。さらに、時短勤務からフルタイムに変わるタイミングです。「片づけなきゃ」という気持ちがいよいよ焦ります。
「いざ片づけようと思っても、やり方がわからないんですよね。学校で教わらないし、スキルがないというか。困ってSNSで情報収集をしていました」
有名な片づけ本を読んでみても、うまく実践できない。誰かに習おうと講座を探しているときに、家庭力アッププロジェクト®を知りました。
「いろいろ見比べてみて、1番自分に合っている気がしました。45日間というのも長すぎず短すぎず、ゴールが見えやすい。これならできそうだと思って参加しました」
今は時短勤務とはいえ、えりこさんは10時から16時まで週5日で働いています。通勤時間を入れると、8時半から18時くらいは家を空けている状態。片づけの時間を確保するは大変でした。
プロジェクトの仲間と一緒に早起きして片づける“朝活”が、とても効果的だったとえりこさんは言います。
「もともと朝は苦手。でも、頑張って起きて片づけて、ついでに犬の散歩も行けるようになって、すごく朝の時間を有効活用できるようになりました。毎朝お弁当まで作れるようになったんですよ」
キッチンにあふれていた不用品を手放し、すっきり片づけたら料理にかかる時間がぐっと減りました。お弁当に使うカップが取り出しやすい、というだけで時短になることがわかり、驚きました。
えりこさんが驚いたのは、それだけではありません。家族とのコミュニケーションが大きく変わったのです。
「片づけを通して、自分の気持ちの伝え方を学びました。今までは、家族だからって相手の気持ちを考えずにワーッと強く言っちゃうことが多かったんです。でも、今は言うタイミングとか、手伝ってくれたときにちゃんと相手に伝わるように『ありがとう』と言うとか、すごく意識するようになりました」
夫とのケンカでは、「なんでそういう言い方をするの?」とよく言われていたというえりこさん。伝え方を変えると、ケンカが激減したそう。