秋篠宮家の次女、佳子さまは先月の2023年12月29日に29歳になられた。この1年、公務を精力的になさる姿が報じられるとともに、装いも注目を集めた。皇室の装いに詳しい歴史文化学研究者の青木淳子氏は「皇室の伝統を守りながらも、自分自身で考え工夫なさっている」と話す。装いの変遷から「佳子さまらしさ」を紐解く。
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「佳子さまらしさ」が色濃く出るのは、お誕生日に際して宮内庁から出されるご近影でのファッションだろう。22年、28歳のお誕生日の佳子さまのファッションを、青木淳子氏はこう解説する。
「22年、お誕生日に際しての佳子さまのファッションにも『自分らしさ』が出ていると感じました。
ビッグシルエットのオフホワイトのセーターに合わせて、ベージュのたっぷりとしたボリュームのスカートと、フードの付いたジャケット。髪は短く、肩までカットされています」
かっちりしたスーツやワンピースではないが、清潔感やきちんとした感じは残しつつ、トレンド感があった。まさに、そこに「佳子さまらしさ」があると青木氏は話す。
「佳子さまらしさは3点ありますね。第一に若い人のトレンドを抑えたビッグシルエット。第二にフードの付いたジャケットや髪型のカジュアル感。そして第三に背景の紅葉に映えるオフホワイトの選択です。
流行を上手に取り入れるファッション感覚、皇族だからといって気取っていない、自然体を感じさせるカジュアル感、そして『自分がどう見えるか?』を意識し、自分を客観的に見ていらっしゃるように感じられます」