物置き部屋として使っていた洋室には床にモノがいっぱい/ビフォー

 片づけは「やらなきゃ」と思っていると、ものすごく大変な作業のように思えます。でも、本当は出したモノを元の場所に戻すというシンプルなこと。日常生活の中で習慣化してしまえば、由紀さんのようにストレスなく自然にできるようになるのです。

 由紀さんの次の目標は、職場を片づけること。

「家がきれいになって、気持ちよく会社の20周年を迎えられたので、本当によかったです。次は職場をきれいにしたいですね。いつのまにかモノが増えてきちゃっているので。朝の時間を活用するために、朝起きてすぐに職場に向かうようにします!」

床置きをなくして夫の部屋に。さらにブラッシュアップする予定/アフター

 素敵な笑顔を見せながら、そう宣言してくれました。片づけ方がわかった今の由紀さんなら、きっとすぐにきれいな職場になりますね。

 優先順位が下になりがちな片づけですが、実は生活の質や満足度に大きく影響します。「すぐ疲れる」「家事が大変」と思っている方は、由紀さんのように一度しっかりと片づけの時間を確保して、環境を整えてみてはいかがでしょうか。

●西崎彩智(にしざき・さち)/1967年生まれ。お片づけ習慣化コンサルタント、Homeport 代表取締役。片づけ・自分の人生・家族間コミュニケーションを軸に、ママたちが自分らしくご機嫌な毎日を送るための「家庭力アッププロジェクト?」や、子どもたちが片づけを通して”生きる力”を養える「親子deお片づけ」を主宰。NHKカルチャー講師。「片づけを教育に」と学校、塾等で講演・授業を展開中。テレビ、ラジオ出演ほか、メディア掲載多数。

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西崎彩智

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西崎彩智(にしざき・さち)/1967年生まれ。お片づけ習慣化コンサルタント、Homeport 代表取締役。片づけ・自分の人生・家族間コミュニケーションを軸に、ママたちが自分らしくご機嫌な毎日を送るための「家庭力アッププロジェクト?」や、子どもたちが片づけを通して”生きる力”を養える「親子deお片づけ」を主宰。NHKカルチャー講師。「片づけを教育に」と学校、塾等で講演・授業を展開中。テレビ、ラジオ出演ほか、メディア掲載多数。公式サイトはこちら

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