胴上げされる阪神の岡田彰布監督
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「阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレード」が23日、神戸・三宮と大阪・御堂筋で開催される。阪神優勝が、チームやファン、関係者にもたらしたものに迫った。(この記事は、9月15日に配信した記事の再掲載です。年齢、肩書等は当時)

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 18年ぶりの阪神タイガースのセ・リーグ制覇で関心が高まっているのが「阪神関連銘柄」だ。球団の好調時に買われる定番と言える銘柄から、意外に思える企業まで、株式の専門家に挙げてもらった。

 五輪やサッカーW杯など国民的な人気の高いスポーツやスポーツイベントで、多くの人が応援したくなるようなチームが勝ったり、タイトルを取ったりすると景気も底上げされると言われている。

 関西大学の宮本勝浩名誉教授は、阪神が今年優勝した場合の経済効果は約872億円2114万円に上ると試算する。これは宮本さん自身が試算した、WBCでの日本代表チーム「侍ジャパン」優勝に伴う経済効果約654億3329万円を上回る。

 株価も同じだ。株価は景気を先取りするとされる。景気がこの先、上向くとの期待が高まれば業績や株価も上がりやすくなる。

 今回の盛り上がりは期待できそうだ。阪神は最近優勝から遠ざかっていた。だが、関西圏を中心に熱狂的なファンが多い。

 阪神ファンとしても知られるマーケットアナリストの藤本誠之さんは言う。

「今年は阪神だけではありません。オリックスもマジックナンバーが点灯し、パ・リーグ制覇に向け秒読み段階。両球団ともにクライマックスシリーズを勝ち抜けば、日本一をかけて戦う日本シリーズは『関西ダービー』となる。すると関西経済はより大きな盛り上がりが期待できます」

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