くつろぐスペースであるはずのリビングはいつもモノでいっぱい/ビフォー
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 5000件に及ぶ片づけ相談の経験と心理学をもとに作り上げたオリジナルメソッドで、汚部屋に悩む女性たちの「片づけの習慣化」をサポートする西崎彩智(にしざき・さち)さん。募集のたびに満員御礼の講座「家庭力アッププロジェクト®」を主宰する彼女が、片づけられない女性たちのヨモヤマ話や奮闘記を交えながら、リバウンドしない片づけの考え方をお伝えします。

【爽快すぎるアフター】「片づけなきゃ」のピリピリが消え、くつろげる空間に

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夫+子ども3人+義父+犬1匹/教育関係

 結婚するまでは自分のモノだけを管理すればよかったけれど、家族が増えると家中のモノを管理しなければいけなくなる。すると、キャパオーバーになってしまって、あっという間に家が散らかってしまう。

 片づけられないママからは、このような話をよく聞きます。

「自分で片づけはそんなに得意じゃないとは自覚していました。結婚してから少しずつ家の中が散らかり始めて、いつか片づけようと思っているうちに子どもが生まれて……。忙しいことを言い訳に、ずっと片づけを後回しにしてきました」

 洋子さんは結婚してから約15年、いつも「片づけないと」という気持ちを抱えていました。夫、小・中学生の子ども3人、義父、犬と一緒に住む家は、それぞれの荷物がいっぱい。気づけば家の中はモノだらけになっていました。

 家族も片づけは得意ではなく、散らかっていても無頓着。洋子さんの中でも片づけの優先順位はどんどん下がっていきます。

 仕事が忙しくなると、イライラが子どもたちに向かってしまうことも。「自分はこれで幸せなの? 子どもにもあたるし、こんな暮らしをしたいわけじゃないのに……」と、落ち込むこともありました。

 洋子さんは仕事を辞めて少しゆっくり過ごすことを決めます。子どもたちを連れて数カ月間、海外で暮らしてみることにしました。すると、少ない荷物でも快適な生活ができることに衝撃を受けました。

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すごく気持ちが穏やかに