【末文の例文】

(6)結びの挨拶

季節の言葉などのあとに、相手の健康や繁栄を祈る言葉で結びます。

(7)用件をまとめる言葉

最後に用件をまとめ、わかりやすくします。念押しの意味もありますが、省略してもかまいません。

(7)結語(けつご)

「謹んで申し上げました」という意味の挨拶の言葉。頭語とセットで使います(「拝啓︲敬具」「謹啓︲謹白」など)。結語のポイントは、行末に書くこと。行末から1字上げて書きます。

「後付け」で日付や自分の名前、送る相手の宛名を書く 文例で解説

【後付けの文例】

(9)日付

1字下げて漢数字で書きます。

(10)署名

自分の名前は行末に書くのがポイント。へりくだる意味で行末から1字上げて書きます。

(11)宛名

行頭からフルネームで書きます。相手が夫婦なら連名にし、それぞれに敬称をつけます。

目上の人には縦書き、親しい相手には横書きでもOK

 あらたまった相手に送るフォーマルな手紙は縦書きが基本です。親しい相手に送るカジュアルな手紙は横書きでかまいません。

 縦書きと横書きの手紙で、送り相手の名前を書く位置が変わります。縦書きの手紙は「後付け」に。横書きの手紙では冒頭に、本文より大きめの字で1行目の一番左に寄せて書く。親しい相手に送る場合は、フルネームでなくてもかまいません。

(構成 生活・文化編集部 端 香里)

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