「YOASOBI」のボーカル・ikuraとしても活動する幾田りらさんがAERAに登場。「日常の“心が揺れた瞬間”を歌にしたい」と話した。AERA 2023年10月2日号の記事より。
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中学生の頃から、曲を作り歌ってきた。幾田にとって、歌で自分を表現することは自然なことだったと言う。
「母が書いた歌詞に、父が自作の曲をつけて歌をプレゼントしたこともありました。いつも音楽が暮らしのかたわらにあった気がします」
今年3月に日本大学藝術学部を卒業。この4年間は激動だった。
シンガー・ソングライター幾田りらとしてのソロ活動に、2019年には音楽ユニット「YOASOBI」のボーカル・ikuraとしてデビュー。どちらの活動にも全力を注いできた。
20年から現在までに、幾田はシングル曲を8曲リリース。3月には全曲作詞作曲を手掛けたオリジナルアルバムを発売し、10月6日公開の映画「アナログ」のインスパイアソングも書き下ろした。「この先も幾田りらとして紡ぐ音楽が、自分自身を自由に描ける場所で在り続けたい」という願いから、アルバムタイトルは「Sketch」と名づけた。