その後、自殺を考えるほど追い詰められた時期もありましたが、定時制高校を卒業し、上京。20代半ばでテレビ番組のADになりました。
いま42歳です。多くの仕事をさせてもらっていますが、立場はフリーランスで、いつ収入がゼロになってもおかしくない。逃げ出したい気持ちを隠して生きている日もある。でも、死にはしないんだろうな、とも思っています。
ラジオという居場所を見つけた僕は運がよかった方ですが、誰にだってチャンスはあると思います。
大丈夫です、死にはしません。いい老後のために、今日一日を頑張ってみよう。そんなかんじで、一歩を踏み出してみてはどうでしょうか。
(編集部・古田真梨子)
※AERA 2023年9月25日号