
「コンビニ百里の道をゆく」は、54歳のローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。
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9月は「防災月間」ですね。「もしものときのために、防災グッズの用意をしておかなければ」と頭ではわかっていても、何となく先延ばしにしてしまっている方も多いのではないでしょうか。
最近はキャンプブームですが、楽しみながら備えることができる「防災キャンプ」という言葉もあるようです。たしかに、オイルランタンやガスバーナーなどは、非常時に便利でしょう。
また、万が一、避難所生活になったときなど、寝るときに敷くのが段ボール1枚だと腰が痛い。そんなときのためにキャンプ用のエアマットを日頃から持っておくと役に立つという話も聞きます。
ローソンでは、「防災月間」を、もしもの時の備えや住んでいる町の避難場所などを確認するきっかけになる大事な期間と認識しています。
たとえばお店に「9月は防災月間です。備えは大丈夫ですか」というポップを作り、防災商品コーナーも設けて水や防災グッズ、ガスコンロ用のガスなどを置いているオーナーさんもいらっしゃいます。