4月24日、待ちに待ったアップルウオッチがついに発売した。アップルウオッチの登場によって、一気にウェアラブル端末が浸透するのではないかという声も大きい。
発売日の店頭販売はしないとの一部報道もあり、「行列はできないのではないか」と言われていたが、発売当日の朝、銀座にあるアップルストアに行ってみた。
■アップルストアに長蛇の列なし
列ができ、店員とハイタッチをしながら入店するなど、毎回、ある種のお祭り騒ぎが恒例となっていたアップルストア。今回もにぎやかになるのではないかと思い向かってみたが、なんとそこに行列はなかったのだ。
だが、店のショーウインドーにはアップルウオッチが展示されていたので、発売と無縁というわけではないらしい。発売当日にしては、なんとも寂しい光景が広がっていた。
午前10時、列ができないまま、アップルストアは開店した。店員の拍手によって客は迎えられ、今日が特別な日だという意識はあるようだ。店内の1階スペースには半分近くアップルウオッチが展示されており、デモ機を自由に操作することができた。
今回なぜ、行列ができなかったのか。お店の人に聞いてみた。
「今回、アップルストアでは発売当日の店頭での受け渡しをしないことに決定しました。これは私たちも直前になって知らされたことです」
これまでは完全予約制でも、当日受け取りに来る人でお祭り騒ぎのような行列ができていたのだが、混乱を避けるため、今回からは完全に配送のみの販売に切り替えたという。店内では時計の試着と注文をすることが可能だが、今から予約をしても発送は6~7月になってしまう。