監督とはまだお会いしたことはないが、俺はその監督の作品が物凄く好きで、なんとしてもご希望に沿いたいと思っている。撮影が始まる半年後までに、あと5キロほど落としたい。
ちなみに鈴木亮平（←肉体改造変幻自在）にそれを言ったら「二朗さん、それ余裕ですよ～」と笑っていたが、「そりゃお前にとってはすべてが余裕だろ」と思いつつ、しかし亮平も、他の方々と同様に、親身になって色々と教えてくれた。ありがとねホント。
おそらくは今回、一番喜んでいるのは妻であろう。やはり俺も年齢的に、もう少し痩せた方が健康にいいのは確かで、妻はその監督のことを「君の救世主」と呼んでいる。
ここ何年もの間に数回くらいしか体重計に乗らなかった俺が、この数ヵ月は毎日毎日欠かさず乗っている。この歳になって初めて、「体重計に乗る前に緊張する」乙女の気持ちを毎日存分に味わっている。
54歳。以前よりは代謝も悪くなり、体重も落ちにくくなってるとは思うが、とにかく、乙女の気持ちで引き続き、頑張ろうと思っている。
佐藤 二朗
佐藤二朗
佐藤二朗（さとう・じろう）／1969年、愛知県生まれ。俳優、脚本家、映画監督。ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズの仏役や映画「幼獣マメシバ」シリーズの芝二郎役など個性的な役で人気を集める。著書にツイッターの投稿をまとめた『のれんをくぐると、佐藤二朗』（山下書店）などがある。96年に旗揚げした演劇ユニット「ちからわざ」では脚本・出演を手がけ、原作・脚本・監督の映画「はるヲうるひと」（主演・山田孝之）がBD＆DVD発売中。また、主演映画「さがす」が公開中。
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佐藤二朗
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